【店主の呟き】
東京からの荷物が届いたものの、来客が絶えないものでなかなか商品の整理が進みません。
そんな今日、奈良県から店を訪ねてくださった方がいましてね~
ご出身は白山市の方で、お知り合いの方が遠くから私の店を覗かれるいらっしゃるみたいで、興味はあって店を覗かれたみたいです。
商品を見ていただくには忍びない状態で、弁解するかのように、
「21日まで東京で展示会をしていて、商品が戻ってきたものの後始末ができていなく、何かお探しのものあれば紹介させていただきますよ・・・!」
するとお客様は私にいろんな話をしてくださいまして、スマホに収めている着物姿の写真を幾つも見せてくださって、加賀友禅の魅力に惹かれている話をさせるんですね~
スマホから見せていただいた着姿のほとんどが加賀友禅訪問着で、画像にはありませんでしたが、由水十久さんの加賀友禅訪問着に合わせる帯を探しているのだがシックリ来る帯が見つからなくてね~
現状の品揃えでは対応しきれないことが判断できたので、
「改めて画像を送らせていただければと思うので、店が提案する帯を見ていただけないでしょうか・・・?」
「NO」と言われなかったので後日画像を送らせていただけたらと思っていますが、お客様はこのようなお話もさせていました。
「こんな田舎で頑張っている呉服店さんがいるんだ~」
それはお客様の呟きでしたが、そのように受け止めていただけたことが正直嬉しかったです。
私の店はネットに限らず、実店舗での新しいお客様との出会いが多くあります。
そんな出会いの場で心がけていることは、「この店や私自身の第一印象」をどのように受け止めていただけるかをとても気にしていまして、それも背伸びをしないようにして対応させていただくように心がけています。
信頼してくださるか、そうではいかはお客様が判断されることだと思っていて、第一印象をとても大切にしています。
今日のお客様はどのように捉えていただけたのか、今の段階では分かりませんが、店の情報は送らせていただきたいと思っている私です。
話題は替わりますが、東京での大冒険の余韻は今も残っていて、毎日数人のお客様と着物の寸法や仕立て方について、お電話のやり取りをさせていただいています。
関東の方は着物て出かけることが多いのか、自分に合った寸法をよく分かっていらっしゃって、さすが東京って感じがしました。
先の話ではありませんが、着物や帯を納め着ていただいた段階で、初めてこの店との出会いが良いものであったのか、そうでなかったのかが判断できるので、充分な注意を払わなくてはなりません。
仕立物は混みあっているので、納期も含めて緊張感が当分続くのではないかと思っています。
【地峡と乗り物の刺繍帯で大冒険】
私の大冒険がひとまず終わったことでホッとしていますが、私が女性だったらこちらの帯を締めて東京展に臨んでいたかもしれません。
地峡を中心に旅する乗り物が連なっていて、まさに、きもので大冒険という名にふさわしい帯かと思ってます。
ここでは葵柄の小紋に合わせていますが、結城紬や大島紬などの街着にも合わせることができて、着物を楽しいらっしゃる姿がひと目で分かる帯ではないでしょうか。
参考にしていただけたら幸いです。
ところで体調は日に日に良くなってきているのですが鼻水が止まらなくてね~
疲れが夏風邪を引き寄せたのかもしれないか、今月もまだまだすることがあって休んでいられません。
その話は明日にさせていただくことにして、今日はこれで終わらせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。