今年の浴衣商戦がどう動くのかを興味深く思っていて、当事者として何か新しいアクションを起すことが浴衣ファンを集めることが出来るのではないだろうか。
密かにそのようなことを考えているものの、要の浴衣関係の商品が品薄となってまして、他店との差別化を図る意味で舵取りがとても難しくなっています。
店としては商品のクオリティにこだわりたいと思っていて、“たかが浴衣”から“されど浴衣”となる浴衣のお洒落に踏み込んだコーディネートに舵を取っていきたいと考えていいます。
そこで今日は今年新しく仕入れたこだわりの浴衣をいくつかコーディネートしてみました。
数日前に紹介させていただいた品もありますが、このブログにアップしたのでお楽しみください。
【こだわりの浴衣をコーディネート】
こちらのコーディネートは今年の美しいキモノの夏号に掲載されている《ページ137》竺仙さんの浴衣と博多織のメーカとなる西村織物の粗紗の単衣帯でコーディネートされたものと同じ品となります。
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こちらの「2」「3」の綿絽浴衣は大正友禅と明記されてますが、昔の型紙を活かして染たれたものではないかと思っています。
2024年5月28日追記:店主、写真の値段を間違えており、写真を訂正いたしました。ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。
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こちらは黒漆を使った染たれた綿麻の浴衣地となりますが、この浴衣地に合わせた準備させていただいた芭蕉の半幅帯がいち早くお嫁入りしてしまって、ここでは本麻の小袋でコーディネートさせていただきました。
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こちらは石川県で染められている加賀染めの夏衣となるもので、麻絹の半幅帯で浴衣の着こなしとなりますが、
このようにして夏の名古屋帯を合わせると夏きものとしても着ていただけるので、お勧めさせていただきたい品です。
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こちらは竺仙さんの綿紅梅小紋のきもので、金額が張りますが店では人気の高い浴衣地となっております。
半幅帯で浴衣としても着ていただけますし、夏名古屋帯で夏きものとして愉しんでいただけることでしょう。
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こちらも綿紅梅小紋となるので、藍色の縞柄で夏きものとしてもコーディネートさせていただきました。
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こちらは男物の浴衣としてコーディネートさせていただいたもので、女性物としてもお召いただけるものです。
模様は蜘蛛の巣でとても個性的な模様となります。
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一般的な浴衣と比べるとお高くなりますが、浴衣を染めているメーカーさんを存じ上げているので、その商品価値には自信を持っています。
店ではどれも一点物なので、お気に召していただけるようでしたら早めに連絡をいただけると、シーズンまでにお客様の体型に合わせてお仕立てを終えて納品させていただくことが出来るのでご安心ください。
【西村織物の単衣博多織半幅帯】
今のところ博多織の単衣帯はこのようにして品揃えができていますが、こちらもお嫁入りしてしまうと同じ品を用意することは適いません。
帯の長さは3.9㍍あるので、ふくよかな方でも安心して締めていただけるのではないかと思っています。
ここで紹介させていただいた浴衣はほんの一部で、店には多くの浴衣地を取り揃えているのでいつでもご覧になれます。
今が品揃えの多いときなので、今年浴衣を準備したいとお考えの方は早めに手配されることをお勧めさせていただきたいです。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。