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静かな夜明けと共に、朝陽が私の背中を突き押すかのように京都へ向かわる。
足元から映し出される影は、私の体を押しつぶし、電信柱のような長さにまで伸びて、激しく動いていました。
空は青く澄み渡り、こんなに気持ちのいい朝は久し振りです。
春休みでもあり、駅の待合室には何組かの子供連れのファミリーが電車の到着を待ちわびる光景が目に入り、その子供達の頭上からは福島原発事故のニュースが・・・
震災地とはまったく違う朝が動き始めようとしていて、何事も無い「無事」が いかに幸せであるかを改めて教えられていました。
そして、京都の仕入れ先回り・・・
どこの職先も今回の地震と原発事故で、大なり小なりお得意先が被害に遭われたようで、先々のことを案じていました。
それでも弱音をはいている会社はなく、それぞれのポジションを一生懸命やるしかないと励まし合いながらの商談会だったように思います。
人出(業界人)は例年より少なく活気も半減している感じを受けましたが、震災後も業績を伸ばしている専門店さんもいて、気持ちの問題が経営の側面から見えてくるところもありました。
京都も桜の開花が遅れているようなことを聞いていて、歩いていても桜が目に留まることがありませんでした。
急いでいて気が付かなかっただけかもしれませんが、最後に訪れた会社のビルの谷間から顔を覗かせていた桜を目にした時は、
「春が来たんだ~」
どれだけこの春を待っていたことか・・・
私の心にも花が咲いたみたいでチョッと嬉しくなりました。
簡単ですが、4月1日、私から見た京都の様子を書いてみました。
それでは、また明日お会い致しましょう

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






