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いつもの月より10日近く遅くなりましたが、ようやく№158の6月号「あ・うん」が仕上がりました。
予定では閉店前に仕上げるつもりでいたのですが、お客様がお越しになられていて、つい先ほど作業を終えたばかり。
今日の投稿記事を考える前に、まず先に、158号の原稿をアップさせていただきましたが、その先のことをまったく考えておりません。
さて、今日の記事をどうしょう・・・
この後、用事があって一旦店から離れるもので、心が落ち着かないんだな~
「あ・うん」が出来上がり、明日、「おかあさんありがとう」の立て看板を取り外し、その後に、浴衣商戦の狼煙(のろし)を上げる看板が取り付けられます。
これで5月の店作りをお知らせする販促物が整いました。
いよいよ決戦の時が始まります。
こうして店は季節と共に姿を変えて行く訳ですが、先週、実家に戻った折りに、ユリの花を手にしたくて、花屋さんを探して歩いたことをお話しましたが、その時に、3軒の呉服店さんを目にしました。
どの店もウインドーには振袖を飾っていましたが、私からすると、単衣時期の季節に「どうして振袖なの・・・」、そんな素朴な疑問を持ちました。
ブティックは初夏の提案をし、食品スパーは旬の食材を出入り口近くに並べ、ホームセンターは、ガーデニングの苗木を駐車場の淵に並べ、花屋さんはカーネーションで溢れているのに、呉服屋さんは店の顔とも言えるウインドーには振袖。
これでは、地域に住む人達から相手にしていただけないのではないか・・・。
そんなことを感じたしだいです。
呉服店さんは、そのことに気づいているのでしょうか?
このようなことを申し上げたら、諸先輩方に失礼かもしれませんが、人が歩く、又は車が通る川に、何も考えないで、ただ、釣り竿を提げているいるだけのことで、釣り竿が引けば儲けもの・・・
そのような感じにしか思えませんでした。
人が行き交う町に店舗はある訳ですから、食品スパーが旬の食材を並べるように、着物屋さんの旬の着こなしを提案すべきだと思います。
ましてや、市場が小さくなっているだけに、着物の面白さを伝える使命というものが、残された業界人にあるのではないでしょうか?
着物にも春夏秋冬、それぞれの季節に合った着物があります。
そのことを頭に置いて、地域の方々から望まれる店を作って行くことが大切ではないかと思います。
生意気なことを書いてしまいましたが、他の業種に負けてたまるものか・・・
浴衣商戦を前にして、熱い物がこみ上げている私です。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。
コメント
時々こっそりおじゃまさせていただいております。
呉服屋さんの店頭…そういうディスプレイを見ると、
いつも疑問に思っています。
昔、私の住むちっちゃな町には、3間の呉服屋さんがあって、
それぞれお店の規模やイメージに合わせて、
ちょっと敷居が高い感じ、カジュアルな感じ…と、
特徴がありました。それでも季節感は大切にしていました。
今頃なら、ちょっと涼しげな単衣や、横には先取りで
浴衣の反物が反物かけにかけてあったり…。
今振袖を飾るのは、振袖しか買うお客がいないのと、
振袖は「成人式が終わったところから、次年度の商戦が
始まるのから」と聞いたことがあります。
消費者の側にも、問題はあると思います。
それでも、普段着物のよさを、ウィンドウに並べてくれたら、
また見るほうの気持ちも違うんじゃないかと、
そんなことを思っています。
すみません、3間ではなく「3軒」です。すみません。