お茶席のきもの・そして忘れていた幸せの扉

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今日の記事を書く前に、着物の微妙な色の写真が撮れなくて・・・・・

 

実は茶席などに着れる附下げを(つけさげ)を紹介したくて、いろんな角度からシャッターを切るのですが、どうしても色が正確に出ません。

 

こうなるとコーディネートという目的から、どうしたら色が出るかというこだわりに代わってしまい時間を取られてしまいました。

結局、何枚撮っても肉眼の色には近づくことが出来ず、アップすることにしました。

冒頭の写真は橘の模様の袖の所になります。

 

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ここが上前(うわまえ)に出る模様になります。(実際の色はもう少し黄色が深くなります)

 

皆さんはお茶席の着物ってどのような着物や模様を想像されますか。

 

基本的な着物としては色無地がありますね~

日本の侘び寂(わびさび)重んじるお茶の世界は四季を大切にします。

されだけに四季を問わない着物は重宝なんですね~

それに一つ紋が入っていることで略礼装にもなるんですよ。

 

又、新年の初釜などは華やかな席でもあり、ミスの方は振袖や訪問着・附下げなどがふさわしいと思います。

 

ミセスの方でしたら季節に合った模様や古典の柄の訪問着や附下げになるのではないでしょうか・・・・・

パーティーという場とは、少々おもむきが違うことから控えめの模様を好まれるようです。

 

させ、今日アップした附下げは豪華な模様とは程遠い模様です。

どちたかというと色無地に近い古典柄の上品な色合いの着物になります。

橘はみかんの一種で、京都御所紫宸殿(ししんでん)の右近(いこん)の橘は有名です。

格調の高い文様として留袖や振袖、訪問着、附下げなどに用いられている模様なんですよ・・・・・

 

茶道を長年習っているお客様の装いを見ていると、色無地から江戸小紋、訪問着から附下げと言った具合に、模様が目立たない品格を重んじていらっしゃいます。

 

その意味でも このような附下げを茶席の席でお召しになって欲しいですね~

 

茶席の着物をこれまで何度か紹介してみようとチャレンジしてみましたが、淡い上品な色をどうしても映し出すことが出来ないんですね~

今回も言葉に足りるものではありませんでしたが、お洒落な着物や豪華な着物とは違う世界であることを伝えておきやいと思います。

 

とことで、家族の映像を収めたビデオテープを娘がDVDに移し変えて来てくれたんですね~

(長年映し出すことが無かったビデオテープです)

 

我が家の歴史のスタートはお母さんとの結婚式から始まっていて、今朝、最初の一ページを何十年振りに見てみました。

 

なんと懐かしい映像でしょう・・・・・

私の髪はふさふさで、7・3に分けていて、お母さんは釣り目の日本髪。

親戚や友人に祝福され、その様子を見守る両親。

 

にやけた私の顔には幸せの二文字が・・・・・

お母さんは緊張した表情で目線は斜め45度。

 

忘れていた幸せの扉でした。

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