今日は空の汚れを吹き飛ばしたかのように、一点の雲も無く、青空が広がる気持ちのいいお天気になりました。
不完全燃焼に終わった昨日だけに、この天気は歓迎したい。
晴々した気持ちで店の模様替えを始めた朝でした。
こんな日は新しく入荷した浴衣を紹介したくなるものです。
そこで今日は親子で夏を楽しめる撫松庵の浴衣をアップしてみました。
お揃いの
2009年の新作で模様はアジサイです。
大人が紺地で子供が白地の色違い、綿100%の縦絽の素材を使っています。
画像を大きくしてみました。
縦に線が見えるでしょう・・・・・・
これが縦絽(たてろ)といって、通気性を考えたこだわりの素材です。
そして模様の中に潜んでいるカタツムリが面白い。
紺地に白のコントラストが涼しさを伝え、
外輪のアジサイのボカシが優しさを表現しています。
深い色の着物を、軽く見せる技として白地の帯を合わせてみました。
浴衣のお値段は¥30、450・・・・・
撫松庵のプレタ(仕立て上がり)
そしてこちらが5・6才用の子供ゆかたです。
同じ模様でも色使いが変わると、一段と可愛い感じが致します。
この年代だと、保育所や幼稚園などで、ゆかたを着ることがあるのではないでしょうか・・・・・
私の地域でも「夕涼み会」や、「盆踊り」など、親子がゆかたを着て一夜を楽しむ行事がありますが、こだわりを持つ若いお母さん方には、皆と同じでは満足できないとこるがあるようです。
そのような方が撫松庵の子供ゆかたを探しにこられます。
お値段は5・6才用で¥13、650致しますが、評判がいいブランドの一つです。
(7・8才用は¥16、800 9・10才用は¥19、950 の、3サイズを作っています)
今年は親子で来ていただける、お揃いのゆかたを2柄準備致しました。
お子様からすれば、「お母さんと一緒」だと言って、喜んでいたけるのではないでしょうか・・・・・
これも一つのオシャレな装、是非参考にしてみてください。
話しは変わりますが、長年お付き合いしているお客様宅へ、ご注文品を届けに行った時のことです。
お客様のお年は80歳、かつて私が働いていた職場の大先輩で、私の母親と同じ年齢の方です。
その方が離れて暮らすお子様方から、毎日のように電話が入り、自分の体を案じてくれている様子を幸せそうに話されるのです。
電話の声がどればけ元気付けられるかをね・・・・・。
おそれく私にそのことを伝えたかったのでしょう。
胸が痛くなる助言でした。
店の閉店後、その言葉が気になり久々に母親に電話をしてみました。
かぼそい声で電話に出る母親。
私からの電話であることが判ると、自分の体の様子を話しながら声に張りが出てくるのが解りました。
言葉にはしませんでしたが、嬉しかったのかもしれませんね。
毎日の気忙しさに母親の気遣いを忘れていたようです。
年老いたお客様に教えられた教訓に感謝です。
ありがとうございました。