私の実家は隣の県の福井県、車を走らせれば1時間で行く距離なのに、今年はお正月に以来2度目の帰省です。
子供達と父のお墓参りを済ませてから実家に寄ったのですが、母がやせて小さくなってしまって・・・
私の母は80歳、いつも目の上のたんこぶみたいな存在で、口やかましいところは老いても変わりませんが、最近は外出も出来なくなりつつあるみたいで、寂しさを感じずにはいられませんでした。
年を取るというのは、このようなことなのでしょうね~
この神社は私が幼い時に公園のようにして遊んだ場所です。
夏はラジオ体操や蝉取り、冬はこの坂の上からスキー、春や秋はソフトボールなどをして皆が集まる場所でした。
あれから40数年余り時が過ぎ、面影は残っているものの随分変わってしまって・・・
人気のない神社を眺め、昔を懐かしみながら時間が過ぎてしまった町を散歩する私でした。
ところで、仕事のことを忘れゆっくりさせてもらったお盆休み、3日間という短い時間でしたが、いつもと何かが足りません。
それはお母さんの存在です。
毎年変わりの無いお盆休みのスケジュール、同じ道を車で走り、同じ道を皆で歩き、同じ店でショッピングしたり、食事をしたりしていたもので、いないことが不思議でなりませんでした。
特に今日は真夏日でもあり、後ろから「日焼けしそう・・・」とか「熱い熱い」とか「喉がかわいた」などのささやきが聞こえてこなくて・・・・・
認めたくない現実と過ごした3日間でした。
そのうち慣れるのでしょうが、もう一度お母さんの声が聞きたいな~・・・
時間というものは、ひとつひとつ何かを変えていくものです。
そのことが解っていても、身の回りの人や景色がセピア色になってしまったことを寂しく感じていた私でした。