明日から和装小物の半額市・そしてお正月の着物には「心の美学」があります

 厳しい寒さが続いていますが、昨夜は茶の間でテレビを見ている間に深い眠りに入ってしまいましてね~

寒さで目が覚めると時計は朝の5時。

なのに風邪をひかないとは、根っからの「バカ」なのかもしれませんね。

 

そして今日も空から雨・アラレ・雪・そしてサンサント降り落ちる太陽といったぐあいに、いろんなものが大地に降り落ち呆れています。

これが北陸独特の冬の天気で、太平洋側の土地の方を羨ましく思うこの頃です。

 

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それでは今日の投稿です。

 

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店には明日からの和装小物の半額市の看板が立ちました。

 

対象となる商品はバッグ・草履・帯〆・帯揚げ・シュールの5品目ですが、現在開催している「古布の木目込み人形・おひな様展」と重なり、売り場を確保するのに苦労させられました。

 

 

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どうにかこのような感じで売り場を整えることができましたが商品で溢れ納まりきれません。

(ここに陳列している帯揚げやバッグが今回半額となる商品です)

 

おひな様展が終われば、特設会場へと移動する予定でいますが、しばらく和装小物達には窮屈な思いをさせてしまいます。

 

この5アイテムに限り、店の定番商品も割引を致します。

今年最後の企画となりましたが、とってもお得なので時間が取れる方は是非覗いてみてください。

 

ところでお正月が近くなってまいりましたが、新年はさまざまなシーンで着物が似合います。

 

初詣・ご親戚へのご挨拶やおよばれ・習い事の新年会などなど、穏やかな生活の中に着物があると日本人であることを改めれ知ることでしょう・・・

慣れない礼義作法に戸惑うこともあっても日頃味わえない豊かさに心の美を感じていただけるのではないでしょうか・・・

 

しかし、なかなか広がらないお正月の着物。

 

この地域は、雪や雨が多くて動き辛いことや、着物が着れない方が年々増えていることもあり、憧れで終わってしまうから悲しくなります。

 

私は着物を着て楽しむビッグイベントが一年に2度あると考えています。

その一つが真夏の花火大会や夏祭りで、もう一つがお正月です。

 

40年近く前のことを思い出すと、圧倒的の着物を着る人が多かったのが夏シーズンの浴衣よりお正月のウールだったように思います。

 

年末になると半衿や足袋、羽織り紐の小物類がひっきりなしに買いに来ていたことを思い出されますが、随分様変わりしてしまいました。

 

お手入れが簡単で温かいウールがお正月の環境に合っていたのだと思います。

 

復活させなくてはならないと真剣に考えていますが、昔あったものが市場から消えてしまっているから困ってしまいます。

 

例えばウールの着物に最も適したモスの長襦袢です。

このモス襦袢をこの時代に作っている会社が見当たりません。

他にも化繊の羽織裏も探すのが難しい状態で、女物の羽織紐だって種類が少なく昔の面影が影を潜めてしまっていまず。

 

昔のものを現代に持ってくればいいと言う訳ではありませんが、ウールを着れる環境が整っていない事だけは確かです。

 

着物に関わる人間として、この点を開拓していかないと着物人口が増えないのではないでしょうか?

 

そのようなことを考え、初売りはウールを取り上げるつもりでいますが、次から次へと企画を取り入れて身体が持つのでしょうか・・・

 

これが私の仕事だと思って踏ん張らなくてはいけませんね。

 

 

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こちらの古布の木目込みは、頭が江戸時代に流行ったと聞いている立雛の「かすみ雛」といいす。

古布のお人形は着せ付けした生地を見せるためなのか立雛が多くなりますが、遊び心があって可愛いですね~

 

この人形展は14日金曜日までです。

 

それではこれで今日を閉じることに致します。

お休みなさい。