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ここ数日、ミゾレ交じりの雨が降り続いく最悪の天気でしたが、今日の青空を見て安心しました。
これで冬の天気が訪れることはないでしょう。
風はまだ冷たくとも行楽日和の土曜日、気持ちのいい週末を迎えることができたのではないかと思いますが、私は何処にも飛び立てない篭の鳥。
一人黙々と、展示会に備え畳を入れ物を動かす一日で、こんなに地味な仕事があるのかと思ってしまうような閉ざされた時間だったかもしれません。
そんな時の気分転換は、決まって、売り場の模様替えか、おしゃれな着物コーディネート遊びです。
数日前に麻帯の問い合わせがあって、その帯で入荷したばかりの綿麻の着物をコーディネートしてみました。
季節的にはまだ早いのですが、とってもおしゃれなのでご覧ください。
なんとも不思議な着物コーディネートでしょ。
光を放つ着物かと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、板締め(いたじめ)という古典的な絞り技法が、光と影のシルエットが生み出されるんですね~
素材は綿58%・麻42%の混紡で、涼感を感じさせる単衣時期から夏の着物になります。
この着物に麻八寸の名古屋帯を乗せてみました。
帯の模様は笹を図案化したものと思われますが、着物と帯のハーモニーに心を奪われ、一人で感激しておりました。
なんて素敵なんだろう・・・
これを着た人は、万華鏡(まんげきょう)の神秘な光を放つ、キラキラした着物美人になるだろうな~
その前に、初めて見る着物に驚きを隠せないかも・・・
グッドです。
今日に記事は、板締めの着物を紹介したくて、映像を載せた訳ではありません。
先程も申し上げたましたが、昨年夏のブログ記事に、この麻八寸の名古屋帯が載っていて、それを見た方から、「今年も品揃えをするのか教えて欲しい」とのメールが届きまてね~
お問い合わせをいただいた時点では、ハッキリしたことが言えなくて、入荷したらご紹介する旨の話しを伝え、仕入先の様子を見ていたのです。
お問い合わせをいただいてから二週間近く過ぎた頃に、その商品が市場に出てきましてね~
迷わず気に入った模様の帯を選びました。
映像でご覧ください。
ブルー地に小花模様
白地の近い薄ベージュ地のアヤメ模様
白地に可愛いチェリー柄
そして、笹の柄と思われる白地の麻帯。
4点とも同じ種類の麻八寸名古屋帯で、この巾で帯芯を使わずに名古屋帯として仕立てを加える帯です。
お問い合わせいただいたH様、あいまいな返事をしましたが、今年も作られていました。
ブログでご覧になられたグリーン系の帯が、あいにくなくて、ここにある4品を選んでみました。
お値段は昨年と同じになるよう努力してみました。(¥25,200)
お気に召す品があるようでしたら、早めにご返事をください。
今年に入って、各仕入れ先で夏物を見てまいりましたが、昨年以上に新しい夏物が作られていません。
時期としては、まだ早いのかもしれませんが、心を動かされる商品との出会いがあるようでしたら、迷わず手にしたほうが得策かと思っています。
参考までにお伝えしておきます。
それでは今日はこの辺で終わらせていただきます。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







