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少し風が強かったかもしれませんが、穏やかな天気になり、ゆっくりした休日を過ごすことができたのではないかな~
私ものんびりとさせていただきました。
とは言っても、午前中の時間だけで、午後からは展示会に向けての会場準備。
数件の来客があっただけで、仕入れ先の出入りもなく、静かに事を進めることができた一日だったかもしれません。
桜の見ごろも、そろそろ終わりかと思いますが、春の清々しさはほんのわずかで、これからは日中の蒸し暑を感じる日が訪れることでしょう。
そんな時の着物は、TPOを無視して、涼しく感じられる単衣の着物を活用されてもいいかと考えています。
そこで今日は、単衣小紋のコーディネートをしてみました。
ご覧ください。
用意したのは、蝶柄のベージュピンクの小紋。
裏地を付けて袷にもできる生地ですが、単衣にもなることから、少し先の季節を考え黒地のちりめん染め帯、鈴蘭の柄を向かわせてみました。
どうですか? おしゃれでしょ・・・
単色の甘い色合いの着物に、黒地の帯を持ってくるとビシット締まるでしょ。
着物でも帯びでも、黒地は女性を美しく見せる色です。
ましてや季節を感じさせる模様となれば、おしゃれ感は上級者並みの着こなしと言えるのではないかな~
そして帯〆には涼感を感じさせる水色を入れてみました。
なかなかいいな~
19日からオーダーメイド草履を格安で紹介する、蘭の花を刺繍した草履も添えてみました。
とても素敵です。
自画自賛していますが、ここに着物の美学があります。
季節を考えた着こなしであること、そしてそこには、模様の繋がりであったり、色合いのバランスであったり、ストーリーがあること。
和装の世界で、そのツボを押さえられたら、着姿を目に触れた方の心に、ここちよい感動を与えるのではないでしょうか?
どうか、気を配れる着物愛好家であってください。
毎日、卯月展のことばかり考え仕事をしていますが、小さくても目の前に目標があると、老いぼれたおじさんであっても心を元気にしてくます。
これまでいろんな経験をしてくると、お客様に喜んでいただけることって何だろう~、
100点満点の娘を(商品を)、200点にする方法って何があるんだろう~
この店と出会えてよかったと感じていただける接客って、一番に何を大切にしたらいいのだろう~
いつも、願いを胸に持ち仕事に向き合っていますが、望みどおりにならない現実が迷いを誘います。
経営にゆとりなんてみじんもないのに、それでも諦めようとしない自分。
学習能力が足りないのかもしれませんが、きっと人が好きなんでしょうね~
だから、豊かな気持ちでいられるのかもしれませんね。
よく判らないけれど、関わりを持った人達に感謝しないと・・・
卯月展のテーマになっている「幸せの扉」は、この店の扉を開けて心豊かになれるというか、ご一緒に幸せ気分を味わいたい。
そんなメッセージが詰められています。
会が始まるまで時間が少なくなりましたが、今、出来ることを一生懸命努力したいと思っています。
遠くから応援していただければ幸せかな~
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







