卯月展の開催まであと一日。
展示会の会場作りに集中しているところですが、会の柱となる着物の協賛品が明日の入荷とあって、中途半端な状態で一日を終えることとなりました、
いつも口にしていますが、会を開くというのは本当にエネルギーがいります。
会のテーマを何にするのかを考えることから始まって、販促物の制作に商品の手配など、何もない状態からひとつづつ積み上げて会の形を作り上げてい行く訳ですが、努力が報われるという世界ではないために、強い気持ちがないと仕事になりません。
私には監督とか演出家というようなプロ集団が近くにいる訳ではないので常に不安と背中合わせ。
なので自分の好きな商品に触れて気持ちを満たしているのかもしれません。
それは不安を忘れる心の薬と言えるのかも・・・
そして今日も好きな着物に触れて楽しませていただきました。
それがこの着物コーディネートです。
パステルカラーが春っぽくて、色合いの奥に笑顔が一杯見えてきませんか?
市松の柄を明るい色合いで重ねた小紋に紬地を板締めという絞りの技法で染めた半巾帯でコーディネートしたものです。
これからの季節に普段として着ていただけたらカッコいいでしょうね~
着物も帯も似た雰囲気を持っていてお揃いで用意した感じがオシャレかと思っています。
アクセントにトンボの帯留めを加え、三分紐の色を寒色の紺系でまとめてみました。
そこには訳があって、この日傘も加えてのコーディネート提案だったもので、日傘にある藍色に近い色を三分紐に持ってきたまでのことです。
生成の麻素材に藍の色で唐草模様を染めた日傘でUV加工もされた素朴な日傘といえます。
どこか哀愁を漂わせていて、和服に合わせると素敵なんですね~
親骨の長さは50㎝で本体価格は26,000円の品となります。
こちらの日傘と合わせた画像がこちらです。
全体像を映し出すことができませんでしたが、日傘とのコラボも素敵でしょう・・・
こちらのコーディネートで歩道を歩いている姿を着かけたら、スマホで写真を納めたくなるに違いありません。
普段着なのに都会的な香りを匂わせていて、人の心を寄せ付ける着こなし方かと思います。
心が晴々していいでしょう~
こうして着物と遊ぶことで心が満たされます。
そして今日も遊んでしまいました。
ことらの日傘から広がった着物コーディネート。
少しでも目の保養になったとしたら記事にした甲斐がありました。
店の卯月展は19日金曜日からだというのに、緊張感は何処へ行ってしまったのでしょう。
準備の最終日となる明日は忙しい日になると思っていますが、少しは心に栄養を送らないと気持ちが持たないこともあって、自分で楽しむ記事としました。
では、これにて・・・
お休みなさい。