今日は12月に開く着物パーティーの件で、会場となる金沢国際ホテルの営業の方に着ていただいて当日の打ち合わせ。
アメリカ大統領の選挙が終わると、情報番組は国内の新型コロナ感染者の増加をトップに挙げていて、パーティーを開催する側としては、ホテル側の感染防止対策を含め店側の受け入れ体制も整えておかなければなりません。
会場内の席の取り方も、パーティーの進行もコロナ感染防止策を考えて、これまで違ったスタイルのパーティーになりそうですが、私が最も大切にしたいことがもう一つあります。
それはパーティーにお越しいただいたお客様と楽しい時間をどのようにしてお過ごしいただけるかということです。
コロナ禍とあって難しい課題ではありますが、私たちの想いをホテル側に伝え、一緒になって「着物で集うクリスマスパーティー」の演出と進行に当たりたいと考えているところです。
みんなで打ち合わせをしているところに、仕入れ先の担当者が店に来たもので、その担当者にも打ち合わせに加わってもらって抜かりがないかを覧てもらっていたのですが、打ち合わせが終わると、「呉服店さんは数多くいるけれど、ふくしまさんのような取り組みをしている先は何処にもない。偉いと思います。」
そんな彼の呟く声が聞こえましたが、お客様が着物が好きでお買い物をいただいたときは、無言でお客様とお約束をしていることがありましてね~
それは、”必ず近いうちに着物が着れる場を設けるから、そのときには新しく新調していただいた着物を着てきて下さいね・・・”
みたいなことを呟いていまして、その約束を果たさないといけないと思っているんですね~
だから着物を着る機会が無いということをお客様から聞かされると、どこかで罪悪感を感じるところがあり、それがとっても辛い。
特に今年はコロナ禍で何も出来ない状態が続き、12月になればコロナ騒動も収まるかと思っていたら、感染者が増えているみたいで、ニュースを見るのがとっても辛いというのが本音です。
そう、辛いことが幾重にも重なり合っていますが、パーティーに出席していただけるお客様はこの会をとても楽しみにしていらっしゃいます。
なんとしても約束を果たしたいし、安全な環境も整えなくてはなりません。
昨年は35名の参加をいただいたのですが、今年もそれくらいの人を集めたいと紛争していて、その様子を彼は見てくれていたのかもしれません。
人を集めることも難しければ、感染対策にも気を配りながら会を盛り上げるということも難しいことです。
加えてかかる経費の一部を店が負担していまして、好き好んでパーティーを開く店はいないのかも・・・
少しそんなことが頭をよぎりましたが、目指すはただ一つのこと。
「きっと何事も起こらずに楽しんでいただけるに違いない。」と、心の中で浮かび上がる”おまじない”が、そう呟いていて、着物の面白さや楽しさをこの会で存分に発揮させたいし、心に響く素敵な音楽も受け取っていただけたらと思っています。
そしてみんなでハッピーな夜を迎えたい。
それがこの店からのささやかなクリスマスプレゼント。
受け取って下さる方を募集しています。
さて、話題は替わりますが、成人式と言えば女性陣は振袖をお召しになられる方が多いと思いますが、その装いに付き物なのが白い水鳥のショール。
レンタル振袖にセットされているものだと解釈していますが、古典柄の振袖を用意された方は、水鳥のショールと違った品を探していらっしゃるみたいで、時々県外から振袖に合わせるショールの相談が入ってまいります。

リバーシブルちりめんショール
その一つとして紹介させていただいているのは、こちらのリバーシブルちりめんショールで、両面に同じ刺繍が入ったものです。
こちらは水色とパープルのリバーシブルちりめんショールで、刺繍模様は鈴の柄。
色合いがオシャレでしょう・・・

ちりめんショール「鈴柄」
刺繍もしっかりと重みのある感じに仕上がっていて、なかなかのものでしょう・・・
こんな感じのものを手仕事で染めた振袖に合わせるとカッコよくまとまるんですね~

リバーシブルちりめんショール
こちらはピンクとクリーム地のちりめんショールで、可愛いと思いませんか?
このような色合いだと、後に訪問着や附下にも合わせることができます。

リバーシブルちりめんショール「桜と梅の柄」
桜と梅の柄が両面に刺繍されていて、豪華版のちりめんショールと言えるでしょう。
ご注文をいただいたお客様には、雨や汚れなどからちりめんショール素材を守るパールトーン加工をサービスで加えさせていただいています。
参考にされてみてください。
簡単な解説で終わりますが、興味をお持ちでしたらメールや電話で問い合わせください。
今日も長い記事になってしまいましたが、これでおしまい。
では、おやすみなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







