牛首紬展の3日目となった日曜日は機織り体験に着物ファンになっていただけそうな女の子が3名来てくださいました。

機織り体験
一組目はお母さんもご一緒でしたが中学生女子がお友達とお二人で参加。
店内にいる平均年齢は一気に上がりましたが、コースター作りに興味を持ってくれたを嬉しく思いました。
そしてもう一組は小学4年生の女子で、昨年、牛首紬を作る現場を学校から社会見学されたそうです。
そのときに牛首紬に興味を持たれたみたいで、今回の展示会中に機織り体験ができることを知って、お母さんから体験予約をいただくことに。
お母さんからそのお話を聞いて、こんな小さなお子さんが牛首紬に興味を持ってくれているんだ・・・
将来の着物ファンになって行く業界の卵といっても過言ではなく、店の印象作りに違った意味で気遣いがありましたが、この一つ一つが地域に根ざす呉服店の形を作って行くのかもしれません。
今回来店があったお嬢さんが、年を重ねて、再び来店をいただけることを期待したいものです。
今日は織りの牛首紬の中でも珍しい白地の縞柄をコーディネートしてみたのでご覧ください。

白地牛首紬を辻が花の帯でコーディネート
そのコーディネートがこちらです。
牛首紬は細い縞の中に緑のラインが一本入った着物で、紬なのにエレガンスな香りを匂わす着物ではないかと思っています。
その着物にお太鼓柄の黒地辻が花の帯を合わせてみました。
小粋さが見て取れるのではないでしょうか。

白地の牛首紬を辻が花の帯でコーディネート
腹にモスグリーン色の帯〆を持ってきたかったのですが、適当な色がなくて紫でまとめてきました。
紫の色を入れることで若さが出たように思っています。
白地の着物を着こなすのは難しいと言われていますが、この牛首紬を単衣仕立てにされて、5・6月頃に着こなしたら素敵でしょうね~
牛首紬展は明日26日までとなっていますので、お時間が空いている方は気軽に覗いてみてください。
少し疲れが貯まっていまして、早めに自宅に戻ることとします。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







