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年に一度のお得な会が始まりました。
しかし、来客は少なく私の想いとは正反対。
なのに気ぜわしい一日だったかのしれません。
店では来客の応対、閉店間際には店を一旦締めて商品の配達、そして店に戻り8時から店内で着付け教室。
昨日に引き続き頭の中が忙しい会の初日でした。
今日も写真取りに時間がなくて、このような形でコーディネートした新年の着物を紹介したいと思います。
薄地の小紋に合わせた椿柄の染め帯、なかなか上品でしょ・・・
初釜などの装いとして提案したい組み合わせです。
この小紋には古典柄である七宝柄が入っていて、柔らかな色使いでもあることから、色無地のような感覚でお召しになれるのではないでしょうか・・・
そして季節感を染め帯が表現していて、帯の濃度からしても優しい感じに仕上がっています。
この組み合わせも、この会に出品していて着物と帯で、2点で¥241500の品になります。
ところで、各仕入れ先の担当者の話を聞いていると、温暖化と経済の閉塞感から商品の動きが鈍いことを話しています。
物の動きが悪いと、新しい商品が創れないという悪循環が起こっていて、業界に元気がありません。
私が考えるには、創り手側や買い手側に関わづ、この業界に若い世代が入ってこなければ生き返らないのではないでしょうか・・・
私はそんな気がしてならないのです。
若い人たちにはパワーも想像力もあります。
そんな人達の影響を受けながら、私達が変わらなくてはならないのです。
今回、特別企画として「和の音楽会」というテーマで、楽器柄の着物や帯を集めてミニコンサートを開催しています。
充分な品揃えが出来た訳ではありませんが、和装の固定観念を取り払い、新しい着物層を探し出したいと考えてのことです。
そこに、若い人たちが興味を示してもらえれば・・・
的を得ているのかは判りませんが、チャレンジすることから新しい風が吹き始めると信じている私です。
確かに現実は厳しいものがありますが、行動を起こしてみました。
これがどのような結果になろうとも、諦めることはないでしょう。
だって、おしゃれを売っている店ですもの・・・。
この会は来週の月曜日までです。
興味をお持ちの方は是非遊びにいらしてください。
ということで、今日を閉じることに致します。
それではまた明日。