昨日とは一転して肌寒くなり、秋の深まりを感じさせられております。
目の前に迫っている神無月の会に向けて段取りを進めていますが、11月の店作りのことや、12月の第一日曜日となる5日の夕方より着物で集うクリスマスパーティーも予定していまして頭の中はグシャグシャ。
なので朝起きると、「仕事の時間割」をするように自分に言い聞かせていましてね~
昨日も頭を切り替えて11月の店作りのことを考えるつむりでいたのですが、竺仙の江戸小紋が入荷したことで、江戸小紋に夢中になってしまって仕事の時間割がまったくできませんでした。
そして今日も朝起きると仕事の時間割を呟いていまして、ほんの少しだけでしたが、11月の店作りを具体的に考える時間を作ることができました。
今回の神無月の会を含めて年末まで、6つの企画を考えていて、これからどうのようにして駒を進めていくべきがを自分に問いかける日々が続くことでしょう。
今年もクリスマスの帯を用意していまして、紹介するタイミングを探っていました。
急激に寒くなったので、今日はその帯を紹介させていた咲きます。
その帯はグレゴリオ聖歌を染帯にしたものです。
グレコリオ聖歌とは古代ローマのラテン語典礼文を歌詞にする聖歌で、教皇グレゴリア1世(590~604在位)が歌詞を統一し整備したことから、この時代の聖歌をグレゴリオ聖歌と呼ぶようになりました。
この染帯の図案は、16世紀頃の楽譜から引用したもので、現在の楽譜が発明される前に使われていたネウマ譜とよばれる記号譜が4線譜から5線譜になった後のもので、羊の皮をなめしたものに装飾的にかかれていました。
楽譜に書かれているハレルヤとは神への感謝を表す祈りの言葉だそうです。
5・6年前にもこの図案とよく似た帯を用意したことがありますが、ネットから注文が入ってお嫁入りしていて、新しくクリスマスの帯として準備させていただきました。
この染帯をお太鼓にすると帯幅が少し狭くなりますが、こんな感じになります。
楽譜が図案化された模様になって見えて、音楽の柄としていつでもお使いいただけるのではないかな~
大人の味を匂わせていて、小紋や紬などの着物に合わせてお召にいただけたら素敵かと思っています。
帯の制作は京都の野口さんになります。
今回三職物語で野口さんと竺仙さんがコラボすることもあり、竺仙さんの江戸小紋とコーディネートしてみました。
題してクリスマスコーディネートです。
防寒草履を添えたこともあって、とっても感じがいいと思いませんか?
きものが主張していないので、ハレルヤの帯が映えますよね~
腹にはこの二つの柄を描いていて、ここに帯〆と帯揚げを合わせてみましょう。
帯揚げを白地に♪柄の刺繍柄を持ってきて、クリスマスのイメージを高めてみました。
お洒落な組み合わせになったのではないでしょうか?
店では着物で集うクリスマスパーティーを考えていますが、そのような席にグレゴリオ聖歌の帯を生かしていただけたら最高のお洒落が楽しめることでしょう。
ということで、今日の記事とさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。