新しく発表した加賀染め足袋がオンラインショップから注文が入ったかと思えば、地元のお客様から「菜の花」と「雪割草」を用意したいとの注文がありましてとても嬉しく思っている次第です。
この調子で多く人から注文をいただけることを願っていますが、4月に開催予定の【復興展】を印象付ける商品撮影に四苦八苦してまして、一向に販促物の構成が進みません。
毎回このような販促物を作りながら思うことは、私たちの想いを写真や文字でどう伝えたらいいのか?
商売をする者たちの永遠のテーマとも言えますが、「もう少し良い写真を撮るにはどうしたらいいのか!」とか、「キャッチコピーは何がふさわしいのか!」など、いろいろ考えてしまうことが、障害物となって前に進めないのでしょう~
自分でも呆れていますが、上手く行かないことが“その想い”を深くしていって、ひとつ一つの商品に命が宿るののかもしれません。
そういうことで今日は復興展に生かしたいと思う画像をいっぱい撮ったので、その中から能登上布と牛首紬をコラボした画像を撮ってので、そこから復興展への想いを記事にさせていただきたいと思います。
【夏牛首紬を能登上布の帯でコーディネート】
その最初の画像がこちらになります。
藍の夏牛首紬をの能登上布のハ寸帯でコーディネートしたものですが、なかなかいいと思わない・・・。
藍色のきものにベージュ地の帯がアッサリ感を生み出していて、大人の女性を感じませんか?
この装いに江戸の小粋さがあって6月頃に日傘を持って街中を歩かれたら、誰もが注目されるのではないでしょうか。
復興展では石川県産の牛首紬、能登上布、加賀友禅の三種類の着物や帯を紹介させていただきますが、会期が和装の世界で言うところの単衣時期に向う頃でもあるので、夏牛首紬も紹介させていただけたらと考えています。
その着物に能登上布の帯を合わせて着こなしていただけたら、石川県産の着物を2種類手にされたことになるので、着物上級者となることでしょう。
【牛首紬の扇子(生地シルク100%)】
今回の復興展では牛首紬の生地から作った扇子の紹介させていただきます。
単衣時期から盛夏に掛けて扇子は必用なアイテムで、それがシルクの牛首紬なればお洒落さと思いません・・・。
お値段は税込み価格¥10,450となります。
【能登上布の水のよう帯留めが入荷】
そして今日は3月1日の能登上布の帯留めの写真をブログにアップしておきながら記事を書くことができなかったので、これから記事を書かせていただきます。
昨年の8月25日に能登上布工房にお邪魔したときに、こちらの帯留めを目にしたときに、このような和装小物も作られていることを始めてしりました。
4月の卯月展を【能登上布展】とさせていただくつもりでいたので、その会には絶対に能登上布の帯留めも紹介したい。
そんな想いでいました。
ところが能登半島地震が起きて、県外での石川県物産展にて能登上布にも復興支援の輪が広がって、出品していた帯留めが全部売れて手元に一つもないとの商品状況を聞いたときは頭が真っ白になりましたね~
そのよう経緯から「能登上布展」を「復興展】へと替えさせていただいた訳ですが、どうしても今回の復興展の品揃えに能登上布の帯留めが欲しくて、織元さんに無理を言って、なんとか4つ用意することができました。
画像をもう一度ご覧になってみてください。
帯留め本体の透明度が「水」のようで、その中に能登上布の生地が埋め込まれていまして、その表情から言葉では言い尽くせない涼しさを放った帯留めかと思っています。
時に絣柄の帯留が魅力的で、単衣、夏用のカジュアルな装いに加えていただけたら素敵ではないでしょうか。
お値段は税込み価格¥6,050となります。
4月19日(金)~22日(月)の間の復興展では石川県産の着物や帯、和装小物も含めて売上金に一部を復興支援として寄付させていただきます。
今回の復興展は県外からもお越しいただけることを願っていまして、何かご覧になってみたい品があるようでしたら、品揃えを充実させることが可能かと考えているので、前もって連絡をいただけたら嬉しく思います。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。