「秋の東京展」が明後日の22日(金)からの開催となり、その準備に明日東京へ向います。
その間、店を離れるものでブログ投稿をスマホでやさせていただきますが、今月初めにブログ投稿の仕方が新しくなったことに加えてスマホからの投稿に慣れていないもので投稿が出来ない日があるかもしれません。
Instagramもしていますが、こちらは問題なく投稿ができるかと思っているので、ブログ投稿がない場合はInstagramの情報を参考にしていただけたらと思っております。
今日はパソコンからの投稿となります。
今年も後40日近くとなり年末年始の過ごし方を考える頃となっているのではないでしょうか?
秋の東京展ではクリスマスを新年の着こなしにとなる着物や帯も防寒草履なども品揃えをさせていただいています。
【十二支の染帯で着物コーディネート】
例えはこちらのコーディネートは十二支の染帯で着物コーディネートしたものです。
青磁色の地色に葵柄の飛柄小紋を十二支模様の帯で新年の装いを演出させていただきました。
この染帯は春を感じさせる桃色の地色にお太鼓に十二支の模様が描かれております。
お正月は年に一度必ず訪れるので、このような帯を一つ持ってなっていらっしゃるとお洒落ではないでしょうか?
腹は初夢にちなんだ模様が描かれてまして、新年を祝う帯となっております。
【奴凧のちりめん染帯で新年を楽しむ】
こちらは奴凧のちりめん染帯で新年を楽しむコーディネートとなっております。
こちらの着こなしを江戸前の着こなしと思うところがありましてね~
上手く言葉にすることができませんが、とても格好いいと思いませんか?
力強さがあって、着こなす方の心意気を感じさせられるところがあります。
腹は日本の郷土玩具となってまして、とても珍しい品かと思っております。
着物のお洒落はいろんな捉え方があるかと思いますが、訪れた季節を模様にしたものを着こなすというのは とても贅沢な装いの在り方かと思うところがあります。
しかし、近年はその時だけの「旬」の着こなしを望めれる方が少なくなっていまして、どちらかと云えはいつで着こなせるものを欲しがる傾向にあります。
なので「旬の着こなし」は着物を知り尽くした着こなしと言えるのかもしれません。
東京を近郊にした地域に、そのような方が多く潜んでいるのではないかと思っています。
秋の東京展にはそのような商品を揃えることが出来たかと思っているので、お時間が取れるようでしたら一度覗いて見てください。
【店主の呟き】
私たちの着物業界は年々市場が小さくなっていまして、そのことに伴い全国の呉服店さんも減少しています。
この減少は何を意味するかと云えば、消費者に最も近い呉服店という着物の販売力のある売り先が少なくなったことで、物作りをする側は、新しい商品を以前のように作る量も抑えなくてはならなくなっていまして、魅力的な商品をきもの愛好家にお届けすることが難しくなりつつあります。
特に人工の少ない地方の呉服店さんが着物にこだわろうとしたら、販路を広げていくことを考えないと生き残れない時代になろうとしていることを通説に感じております。
そうした中でSNSを活用して広く着物の面白さや伝統ある技を持って作られた商品を伝えていくことは大切な私たちの仕事となっています。
その一つの形として私がSNSで呼び掛けをして開こうとしている「秋の東京展」は無謀なやり方なのかもしれないが、自分を信じて新しい道を探ってみたいと思っています。
とても不安でなりませんが、今できることに情熱を傾けてみたいと思っています。
田舎者で気遣いのできないところがあるかと思いますが、お時間の許す方は気軽に覗きに来てください。
それでは東京日本橋でお会い致しましょう。
ではこれにて・・・
お休みなさい。