今日から「15万円以下の着物や帯の会」が始まりました。
祝日とあって期待を寄せていたのですが、来客が少ない現実を知ることとなり考え方の甘さを感じています。
それでも、私の店を信頼して相談にお越しいただけることに目を向けなければならないと思っています。
どうしても、過去の盛況だった頃と比較しがちですが、今は、着物を必要としているしている方が行動を起こす時代になっていて、簡単に消費していただけにくくなっていることを受け止めなくてはなりません。
時代の変化に対応できていないのかもしれないが、その事ばかりに気を取られていると自信を失うことにもなります。
なので、出逢いをいただいたお客様に喜びを最大限に向けることで次のステップに結び付くと考えたいです。
小さなことから一つ一つ。
物事の解釈ひとつで見えて来る世界が変わるだけに、感謝の気持ちを忘れずに現実を受け止めているところです。
今日は会に出品している加賀友禅の附下を紹介してみましょう。
加賀友禅といえば石川県の友禅作家が作り出した着物で、品の良さは誰もが認めていただけるものではないでしょうか?
深い紫地の附下で、その着物に金で引き箔をした袋帯でコーディネートしたものです。
描かれた模様は「山吹」になります。
色合いからしても中高年向きの附下かと考えていますが、控えめな模様の付け方に優しさを伝えているのではないでしょうか。
加賀友禅らしい附下で、特別価格にて紹介させていただいているものです。
お値段は、袋帯が税込み価格¥216,000の品が感謝祭の期間中に限り¥86,400となるものですが、附下は15万円を超える品でないことだけお伝えしておきます。
とても価値あるものなので、ここに紹介してみました。
話題は替わりますが、古いお客様がお越しになられて、用事を済ませた後に、「呉服店が少なくなった中でふくしまさんは頑張っているね~」と、ねぎらいのお言葉をいただきました。
迷うながら我が道を歩んでいて、創意工夫と努力が足りないと思っていただけに、お客様の目線から良く思われているとたらとても光栄なことです。
なかなか「安定」の二文字は見えてきませんが、信頼をいただいているお客様がこうしているかと思うと、こりずに頑張らないといけないと思っています。
それではこれにて・・・
お休みなさい。