コロナ禍にも慣れ始めたのか人が動き始めていて、様々なご用件で店にいらっしゃる方が増えていまして、毎日が気忙しくてね~
お客様がいないことを想定して仕事の段取りを組んでいることもあって、何か一つの仕事をするにしても時間に追われて気持ちが落ち着きません。
店内の照明を落とし閉店を迎えるとホッとしますが、仕事が片付いている訳でもなく、自分で作った仕事と、お客様から相談を受けた仕事が複雑の絡み合っていて、休むことなく頭が動いている感じが致します。
季節と時間が刻一刻と動いているだけに、その流れに乗り遅れないようにしたいと思っていますが、時間の使い方に工夫が必要かと考えているこの頃です。
今年も残すところ二月余りとなりました。
小さな店ですが年末商戦の準備も必要とされていて、消費を促す店作りのメニューを考えて、その情報を外部に出さなくてはなりません。
特に来年は卯年とあって、お正月の干支飾りだけでなく、和物商品の「兎柄」が店内に多く潜んでいるので、アピールできる機会が作れたらと考えています。
そこで今日は兎柄をイメージして作られた考えられる帯で飛び柄小紋をコーディネートしてみました。
「卯年の兎柄の帯」

兎柄の刺繍帯できものコーディネート
ポップなきものコーディネートとなりますが、ブランス生まれの画家、アリン・マティスが描いたデザインをアレンジして作られたブルー地に刺繍された帯で組み合わせたものです。
私にはこの帯のシルエットが浮かれて踊る兎さんになって見えていて、来年の卯年の帯として活かされたら面白い着こなしになるのではないかな~
その前にクリスマスの装いとして、ご自身の心の内を表現した帯としても使っていただけるのではないでしょうか。

兎柄の帯
合せる着物はきものの色合や模様と喧嘩し合わない、あっさり系の小紋か紬のきものがお勧めでです。
見かけない帯だけにオンリーワンの着こなしが楽しめて、ワクワク・ドキドキされるに違いありません。
きものはお洒落するためにあるもの。
そんな考え方の人に締めていただきたいマティスの帯です。
以前にも紹介させていただいていますが、卯年の帯として活用していただければと思い再びここに登場させてみました。
ここまで記事を書き終えることができると、気忙しかった一日を走り終えた気分になります。
時間が止まったことが確認できる瞬間でもあり心が緩みます。
ということで、今日を終りました。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







