今月はプリンターが使えなくなるというハプニングもあり、そればかりかA3の紙に対応できる新しいプリンターが半導体の不足から何処も品切れとなっていて、月一の情報紙作りができないことを心配していましたが、娘の力を借りて、どうにか仕上げることができました。
いつもより早い仕上がるとなったのは、10月14日(金)より神無月の会を開催するからで、その前に10月号を配布したいと考え、急いで仕上げたものです。
今回の神無月の会では江戸小紋を取り上げることから、10月号にも江戸小紋情報を載せましたが、毎回取り上げるネタといいますか情報集めに苦労させられています。
この情報紙の発行が毎月控えているから、翌月の店作りを情報として載せたいと考えるところがあって、その一連の流れは仕事を作る力になっているのかもしれません。
考えてみれば、仕事を作るという好意は仕事を組み立てることで、そこに創意工夫というものがないとお客様を惹きつけることはできません。
ここにプレッシャーとなるものがあって、その一つ一つが喜びに変わるものではありません。
どちらかといえば自信を失うことが少なくありませんが、怖がっていては未來の扉は開かないし、店の存在も失われてしまうのでしょう。
だから揺るがぬ信念を持って店を動かすことは、私に与えられた役割かと思っております。
取りあえず娘の力を借りて10月号の「あ・うん」が出来上がったことに安堵感を覚えているところです。
さて今日はこちらの染帯を紹介させていただきます。
古典的な模様となる「狐の嫁入り」を帯にしたもので、その狐の表情から深い趣を感じていただけるのではないでしょうか?
白地に近い淡いクリーム地に描かれた塩瀬帯でお太鼓柄となっています。
腹の模様も狐さんが物静かに着物を着て歩いている様子が描かれていまして哀愁が漂っております。
模様は一つの物語になっているところが面白いと思いませんか?
帯地で婚礼の様子を物語のようにして描くというのは極めて珍しく、それもお太鼓に6体の狐さんを描き込んだ贅沢な染帯です。
こちらの染帯を無地感の着物に合わせていただけたら、狐の嫁入りの模様が見事に浮かび上がることでさいょう。
江戸小紋や紬に着物に合わせていただけたら風情ある着こなしを楽しんでいただけるに違いありません。
趣味的な模様なので、フォーマルな装いとはなりませんが、街着の着こなしとして十分楽しんでいただける帯です。
帯幅は35㎝(9寸3分)あり、ここに張りのある帯芯を添えて31㎝幅(8寸2分)に仕立て上げるものです。
店としては帯地を汚れから守るガード加工をお勧めしていまして、その加工を加えておかれると、食べこぼしのシミや知らず知らずに付いた手垢(てあか)かもメンテナンスがしやすく、いつまでも愛用していただけます。
お値段は税込み価格¥264,000の品で、ここに帯芯とお仕立て代で¥12,100。パールトーン加工を加えると更に¥12,100の加工費が加わり、そのお仕立て上がり価格は¥288,200(税込価格)となります。
これらの帯をオンラインショップに載せたくて一つ一つ記事を書いていますが、その道は遠くて、暇を見つけては記事を書くように心掛けているところです。
お気に召すし品であれが早めに連絡ください。
明日はネット関係の改善に、その道の専門家からアドバイスをいただくこととなっていまして、いただいた問題点を一つ一つ見直していけたらと考えています。
何をするにしても時間のかかりますが、粘り強く対応しながら、ネットにも強い店を目指させたらと思っている私です。
それではこれにて・・・
お休みなさい。