髪と一体化した「水引き髪飾り」・そして当店の振袖見立て情報

店主のひとりごと

今日は白山市成人式の日です。

この冬の時期としてはな珍しく、雪も風もなくて、おまけに空には雲も無くて、きものを着るには絶好のコンディションとなったのではないでしょうか?

 

妻が元気だった頃は、成人式に出席される方の着付けを5・6人くらいさせていただいていましたが、妻亡き後は、積極的に振袖の着付けをさせていただくとは言いにくいところありまして、毎年1・2件くらいに留めている状態です。

 

そして今年もお一人の振袖の着付けを承ることとなりました。

店には妻から着付けを習った着付け師が3人おりまして、そのお一人の方にお客様の振袖の着付けをお願いすることに・・・。

 

女性の着付けとなれば着付け師に丸投げで、私は着付けを予定している時間よりも早く店に出て店を開けるだけのこと。

 

 

 

 

水引の髪飾り

水引の髪飾り

 

その方の振袖の着付けが問題なく終わると、目にしたいのが娘さんの振袖姿です。

 

着付けを終えた振袖姿を拝見させていただくと、きものの華やかさは言うまでもありませんが、目を引いたのは髪型に合わせた水引の髪飾りでした。

 

ショートヘアに合わせて工夫されたのだと思いますが、金の水引の線が絶妙で、お嬢様に写真を撮らせていただいていいかの確認をさせていただいた次第です。

 

とてもお似合いでした。

 

 

 

 

 

画像を大きくしてみました。

水引のアレンジが左右で違っていて、髪にボリュームがないことを上手に活かしたシンプルでおしゃれな髪飾りといえるでしょう。

 

振袖の髪飾りも進化していることに気づかされ次第です。

 

それにしても、昨今のリーズナブル価格を追求した振袖って当店で扱うことがなくなりました。

 

振袖はレンタル業の参入や、振袖に特化した呉服店も頑張っていて、個人情報保護法が施工されてからは振袖市場を追いかけることはなくなりました。

 

しかしお客様から振袖のお見立て相談をいただいたときには、市場に出回っていない古典柄の振袖を紹介させていただくようにしております。

 

振袖については、そんな距離感を持って対応させていただいていますが、ここ数年の流れとしては、お母さんが着た振袖やご親戚からお借りした振袖に小物を替えたりして成人式に臨まれる方が増えている感じがします。

 

店にもそのような相談が入ってまいりますが、どのような相談であってもきちんと対応させていただきたいと考えているので、いつでもご相談ください。

 

簡単な記事となりましたが、今日はこれで終わらせていただきます。

 

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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