お彼岸の墓参りと目に留まった言葉に少年時代を思い出します

お彼岸の墓参り 店主のひとりごと

季節の移り変わりの中でひと月がローテーションのように動いていまして、京都出張から新しい月が始めり、月の終わりは妻のお墓参り。

 

その間にこなさなければならないことが多くあって、いつも何かに追いかけられているかのように仕事をしております。

そしてその結果が、実りのある月になることもあれば、自信を失う月もありまして、いつも心忙しくしています。

 

 

ひと月の業務の中で、四季を楽しむ情報紙作り「あ・うん」があります。

これまで18年近く季節に合った情報を出し続けていますが、発行回数が増えると紙面に載せる情報に苦労させられるものがありましてね~

 

今も4月号の情報紙を構成している最中ですが、情報を集めているときに目にした言葉がとても印象に残り、なぜかその言葉に癒されるものがありました。

 

それがこの言葉です。

「ゆっくり寄り道をすればいい。道草の途中には、きっと小さな幸せが落ちています。」

 

私にはその言葉が小学生の頃に見た田舎の風景と遊びを思い出させるものがありましてね~

 

学校の帰り道で、田圃に入ってザリガニを取って遊んだり、通り道にある栗の木を揺らして毬栗(いがぐり)を落とし、足に踏み付けて小さな小枝で開いて栗の実の大きさを競ったりして、自然の中で遊んでいました。

 

親には勉強をしないで遊んでばかりいると、四六時中叱られていましたが、それが私自身の人間形成の源であったような気がします。

 

それが今では仕事に捉われたような生活を送っていて、その言葉から、もう少しゆったりとした時間があってもいいのではないかと思えてまいりましてね~

 

少年時代に遊びと大人の仕事を比較するものであってはならないのかもそれませんが、小さな幸せって、ストレスを感じる環境から離れたところにあるのかもしれないと思えた次第です。

 

 

今日は晴れるのかと思っていたら、朝から小雨が降り続いていて肌寒い一日でした。

数日前から京都の仕入れ先が店に寄ってくれていますが、明るい話題を聞くことが少なくなっています。

 

春が来ているというのに、業界の雪解けはいつになったら訪れるのでしょう。

みんな道草を忘れてしまっているのかもしれませんね。

 

 

 

お彼岸の墓参り

お彼岸の墓参り

お彼岸とあって晴れる日を待っていましたが、いっこうに天気が回復する様子が見られず妻の元へ・・・

 

雪に埋もれた景色とは違って、ここにも春が来たようですが、肌寒さは今も変わりなくて墓前に添えられた花が明るさを取り戻していました。

 

静かな世界に身を置くと、時が止まったかのように感じさるものがあり、しばらく妻と共にすることができました。

 

雨が降っていて簡単な墓参りで終わってしまいましたが、妻の気持ちを思うと、この仕事で咲かせた花を墓前に添えてやりたいです。

 

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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