出勤時に車の屋根にうっすらとではなくて、どっしり雪で積もっていたのを目にして、「深夜に積もったんだ~」と、この時期としては珍しい雪の量に驚きがありました。
日中は寒気が抜けたのか、お天気が回復して昨日よりも来店客がありお客様の笑顔を多く見られたことが良かったかと思っています。
試行錯誤しながら作っていた【復興展】の構成をようやく終えることが出来ました。
構成をしている中で気にかったのは取込んだ着物の写真で自らが撮っておきながら納得していません。
毎日ブログに載せる写真を撮っていますが、着物の素材や色合をレンズを通すと雰囲気が変ってしまうことがあり、カメラマンとしてのレベルの低さを実感しています。
ここにも努力目標が必用かと思っていますが、取りあえず復興展の構成を終えることができたのでホッとしています。
次は3月号の「あ・うん」を仕上げなくてはなりません。
3月も1/3が過ぎてしまって店作りが上手く機能していませんが、遅れている分を取り戻すための段取りを明日にでも組まないといけないと思っています。
これもみんな私の責任ですが、どうしたらこの状態をワンステップ上の階段に手を掛けることができるかは、「諦めない気持と創意工夫」しかないと思っています。
来店客数を伸ばすことも、新規のお客様の気持をくみ取ることも、オンラインショップのベスト環境を整えることも、メールや電話での問い合わせを増やして行くことも、新たな戦略を考えることも、すべてのことにいえることは、人までない新しい発想が物事を動かすのだと考えています。
そして、もっと大切なことは、商品のクオリティの高さと見立てのセンスが人の心を動かすので、そこに仕事の軸を持ってきて、誠実にそして淡々とこなして行くことが信頼性を高めて行くことに繋がるのではないかと思っています。
だからどんなピンチな状態でも、“峠を越えられる”と、もう一人の自分が私に呟いてくれるから今日という日があるのかも・・・。
寝ても覚めても仕事のことばかり考えていると、心の中で開放感をのある世界を求め始めるようになって、世界へ飛び出したくなります。
【伊那紬で世界旅行するきもの遊び】
心に、世界に飛び出したいと思うガスのようなものが溜ると、このようなコーディネートからガス抜きをしている自分がいることに気づかされます。
水色をベースにした伊那紬で世界旅行ができたらと組み合わせてみたところ、これとってもお洒落で色合も合うんだな~
都会的なセンスを感じますが、ここに帯の黄色繋がりで加賀染め足袋の「葉の花とてんとう虫」をくわえてみると、お洒落の上級者となって格好いいと思いません。
伊那紬は単衣物として織られたもので、菜の花が咲く季節とはあいませんが、そのようなことに気を止めないで遊びの旅をができたら最高じゃない。
【小さな幸せを加賀染め足袋に託す】
ここで合せた「菜の花とてんとう虫」の菜の花は能登半島地震で被害に遭った七尾市の花で、「小さな幸せ」という花言葉に復興支援のための商品にならないかと考えるところがありましてね~
思いついたのは確か震災後から二週間後だったかと思いますが、最初は日本手ぬぐいが作れないかと思うところがありまして、東京や京都の仕入先に相談すると、東京の仕入先の担当者が、石川県の産業を生かして作った方が意味があるとのアドバイスをいただきましてね~
そのことが切っ掛けで加賀染め足袋に「小さな幸せ」を描いて能登半島にお住まいの方々に元気を付けられないかと考え始めるようようになり、商品化を図ることとしました。
早速、加賀染め足袋のことで大変お世話になっている加賀友禅女流作家「松任いち」先生に菜の花と雪割草で加賀染め足袋と半衿の模様を描いて欲しいことを伝えて試作品を作っていただいていたものの、途中で復興支援の紐付き商品とすることへの反対意見がありまして、単なる新商品を発表するとうスタンスに替えたんですね~
それがあることが切っ掛けで、4月の卯月の会を【復興展】としたことで、当初の目的としていた復興支援商品として扱うという情熱が消えかけていた心に再び熱い炎が燃え始めて、3月の初めに、七尾市と輪島市の花を加賀染め足袋として発表させていただいて次第です。
発表と同時にオンラインショップや店頭でも注文が入り始めて、この動きに驚かされているところです。
今日も加賀染め足袋の注文が店頭から入りましたが、感謝の気持でいっぱいです。
加賀染め足袋はこの二柄を加えると全部で十五柄となりますが、4月に開催させていただく【復興展】の最終日なる4月22日まで、お品代の半分を復興支援として寄付させていただきます。
加賀染め足袋は税込み価格4,950円となりますが、そのお品代は4,500円で、その半分となる2,250円を復興支援の金額とさせていただきます。
オンラインショップからもお求めいただけますので、十五柄すべてを復興支援対象商品とさせていただきます。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。