雨が降り続いて外出しにくい日ではなかったでしょうか?
お子さんにとっては今は夏休みで、大人社会は多くの人がお盆休み。
コロナ禍でなければ、海に山へとバケーションの時期なのでしょうが、コロナ感染拡大で行動制限が叫ばれていまして、おまけに日本列島が大雨となれば、出るのはため息。
面白くないお盆となりそうで、お休みをもらってストレスを溜まることになりそうです。
それにしてもワクチン接種が進んでいるというのに、過去最多の感染者が報告されていることに驚くばかり。
デルタ株の感染力の強さを物語っているようですが、いったいいつになったら安心できる暮らしができるようになるのでしょうか?
経済活動にも影響を及ぼしているだけに、この先の動向がとても心配になるところです。
現在店内では七五三きもの特集を開催していますが、今日は男の子の5歳の七五三の装いを紹介させていただきたいと思います。
男の子の七五三は3歳と5歳になります。
私たちの地域は5歳で七五三をされる方が多い感じがしますが、着物でお参りをされるのであれば、家紋が5つ入った紋付の着物に羽織、そして袴を合わせた礼装着でお参りされるのが一般的です。
子どもの紋付の着物は背中に勇ましい模様が描かれています。
模様として多いのは「鷹」や「兜」柄で、ここにアップした着物にも鷹の柄が描かれていて、爪先で吉祥模様と言いまして、お目出たい模様を掴み取ろうとしているとろを描いています。
家紋は着物を選んだ後に、世帯主の家紋を着物に五つ、羽織にも五つ入れるので、合計で10個の家紋が入ります。
そして袴を合わせれば正式な5歳児の礼装着となるものです。
つまり、長襦袢を一番先に着せて、次に紋付の着物を着せ、次に袴を履かせて、最後に紋付の羽織を羽織らせ、お守りや末広などのハコセコを身に付ければOK。
白足袋と雪駄でお参りをしていただく段取りが整うこととなります。
これがお羽織で、着物の背中に描いてある柄とまったく同じ柄が描かれています。
着物の背中部分に模様が描かれていても、羽織を羽織ってしまえば着物の柄は隠れてしまいます。
つまり5歳の七五三のときは、着物に柄がなくて羽織に柄が入っていればいい訳で、どうして着物に柄は入っているのでしょう。
実は着物と羽織のアンサンブルには、両方に柄が入っているタイプと、羽織にしか柄が入ってないタイプの2種類に分けられます。
この違いは、着物と羽織に同じ柄が入っているのには訳がありまして、着物に柄があると、生後間もないお宮参りに生かせるんですね~
着物丈が長ければ腰上げだをして宮参りを済ませればいい訳で、5歳の七五三には着物と羽織袴で七五三参りができるので、両方に柄が入っているタイプはお宮参りと七五三に使えるという合理的なアンサンブルなんですね~。
その分コストが少しだけお高くつきます。
見方を変えれば、5歳の七五三だけを考えるのであれば、着物は無地で羽織の柄が入ったものを選択すれば、着物に模様が入っていない分だけお安くお買い物ができることになります。
何度も同じことを書いているみたいですが、分かりにくい点があれば何なりとお尋ねください。
子どもの着物って、頻繁に着ることがないので、詳しい人に相談して準備されることをお勧めします。
この記事が参考になるものであればいいのですが・・・
ところで明日から3日間お盆休みをいただきます。
なので店が3日間のお休みとなります。
ではこれにて・・・
お休みなさい。