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8月も残すところ後一日になりました。
日中の暑さに汗をにじませていますが、朝晩は随分涼しくなり、秋が近づいていることに気付かされています。
陽が沈むのも早くなり、遠くに運ばれようとしている夏を名残惜しむかのように、西の空を眺めている私です。
秋はすぐそこまで来ています。
今日も秋の装いを紬地の着物でコーディネートしてみました。
何が秋を伝えてるかと言いますと、格子柄の着物の色合いです。
この着物は、単衣仕立てにもなるシャリ感のある塩沢紬で、柿渋色をしています。
帯は同系の色とも言えるベージュ系で、色の濃淡をポイントにして組み合わせてみました。
紬素材の染め帯で、模様は牡丹唐草かな~
帯地が少し品のあるものになってしまいましたが、この雰囲気だったら紬素材であっても色無地や小紋などにも合わせることが出来る帯です。
(一本の帯でなんでも合わせたいと思っている方には都合のいい帯だと思いますよ・・・)
そして、おしゃれの演出に、右側に映っている小紋柄長襦袢を合わせていただけると、楽しさも膨らむでしょうね~
着物の色合いから考えると、少し襦袢に色があるとおしゃれではないかと考え、黄色系を合わせてみました。
中秋の名月も近いことからウサギ柄で秋を演出。
いかがでしょうか・・・。
秋と言えば文化の秋でもあり、食欲の秋でもあります。
手にしたコンサートチケット、
お友達を着物でお出かけするのも乙なものです。
その後に、気の効いた店でお食事、お酒も入り、ほろ酔い加減で秋の夜長を過ごすのも素敵ではないでしょうか。
この地域をゆっくり走り抜ける電車。
遮断機が下りて車の中から撮った写真ですが、のどかな風景でしょ・・・
私の妻はこの風景が見下ろせる墓地に眠っていて、31日が月命日です。
そこで今日は妻のことを書いてみようと思います。
生前、妻はショッピングが好きでしてね~
珍しい物や便利な物、時にはおしゃれな品を買ってきては、私たちを楽しませてくれました。
食品にしても新しいも物が目に付くと買い物をして、食してみるというタイプ。
いうなれば好奇心が旺盛で、一緒に買い物に出かけると、楽しいものを見つけるのが上手な女性だったと思います。
このように、これまで当たり前のようにしてあった生活が、妻がいなくなって気付かされることが沢山ありましてね~
台所用品も妻がいたときと何も変わっていなし、家のインテリアも変わっていないかもしれません。
私に心の余裕がないということもありますが、つまらない家庭になっているのではないかと、時々振り返ることがあります。
これでいいのかな~
それとも仕方のない事なのかな~
どうしても聞いておきたいので、返ってきてください。
そして、私の前で直すべきところを教えてください。
ねぇ・・・お母さん。
長女にばかり負担をかけてしまって、申し訳なく思っている私です。