今日は県外の方からご相談をいただきました附下をこの場を借りてアップさせていただきます。
ご相談者は関東方面の方で、数年前に店までお越しになられ着物をご準備していただいたことがあるお客様ですが、来年の春にお嬢様が着物を着る機会があるとのことでご相談をいただいたものです。
しかし店との距離や家庭のご事情もあり、過去のブログ記事に印象に残る附下があったとのことで、再びご紹介させていただくものです。
それが手描きの無線友禅と袋帯のコーディネートです。
無線友禅とは、模様の輪郭を線描きしないで、ズバリ模様を描く友禅方法のことをいいます。
高度な技術を要するものですが、染め上がりは他の友禅にはない柔らかさと優しさが表現されるものです。
地色は明るい黄色で清楚な香りを残すものではないかと考えております。
画像を大きくしたもので、華やかさもあってとてもステキな附下ではないでしょうか?
他に似た商品があれば紹介できればと思ってもう一品用意してみました。
こちらになると、同じ無線友禅でヒワ色系に水色の附下になります。
裾模様を映したので、どちらの附下も脇の模様が合うように描かれております。
しかしながら、色合いが優しいこともあり、写真撮りが難しくてね~
そこで、この2点を並べて映像を撮りこんでみました。
こちらの方が色が鮮明に出ているかと思います。
袋帯は水色というより、薄緑と解釈していただけた方が正確かと思っております。
地色がもう少し判ればと思って附下を巻いた状態の写真も添付してみました。
この先はお客様と電話でお話をさせていただきたいと思っております。
たどたどしい文になってしまいましたが、今日は和雑貨コーナーの模様替えをしていたのですが、思うように仕事がはかどらず、閉店後には着付け教室もありまして慌ただしい日だったかもしれません。
中途半端な状態で8月を閉じることになってしまいましたが、明日から待ちかねた9月が訪れます。
そして明日は、京都出張の日でもあります。
泊りがけで秋冬物を見て歩きたいと考えていますが、どうなることでしょう。
それでは、今日はこれにて・・・