今日で初売りを終えましたが、お客様が少なくて厳しい幕開けとなってしまいました。
テレビなどで景気が良くなってきていると伝えられていても、実感できるものがなくて蚊帳の外って感じでしょうか。
思いやられそうですが、取り組みの甘さを反省しないといけないのかもしれませんね。
世の中は今日までお正月休みムードが漂っていて、いよいよ明日から活気ある経済活動が動き始めることでしょう。
家庭に縛られていた主婦たちも明日から動き始めるのではないかと期待を寄せていて、初釜や新年会などで着物を着装される機会が増え、この店の出番も多くなるのではないかと考えているところです。
さて、今日は春物としてふさわしい柄の訪問着を紹介させていただきます。

桜柄の訪問着
春の着物柄として真っ先に思い浮かぶのは桜ではないでしょうか?
国の花とされているもので、ここに桜柄の訪問着をアップさせていただきました。
地色は白茶色で、霞ボカシのなかにほのかな桜を描いたものです。
癖がなくて万人向きの訪問着柄かと思っていますが、桜が咲く頃の入学式にお子様の手を添えて桜並木を歩かれたら絵になるでしょうね~

桜柄の訪問着
前身頃には花びらを囲む金の刺繍がほどこされていて、その全体像は穏やかな春を匂わせています。
控えめな模様の描き方に日本女性の優しさを感じさせられますが、ここに多くの色を使わない着物の魅力があるのでしょう。

桜柄の訪問着
この訪問着の全体像はこのようになっていて、裾が地色が濃くなっています。
帯の色合いで年代層も変わる訪問着かと考えていますが、とても上品で入卒用のお母さんの着物として提案させていただきたいですね。
この地域に店からの提案は届きませんでしたが、春を追いかけるというのは心が晴々するものです。
遅ればせながら明日は今年最初の京都出張日で、この店の春を探すことができれなと思っています。
仕入先の担当者と今年の抱負を語り合えたらと考えていますが、刺激をいただけると思うと楽しみです。
とにかく毎日が悶々としていたもので、飛び出せる鳥のような気持ちでいまして、明日から2018年が動き始めることでしょう。
今晩は明日に備えてリラックスしたいと思っています。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







