加賀染め花嫁のれん・五巾の兼六園の模様

今年最後の月がスタートしました。
本来なら月初めの一日は、京都の出張する日なのですが、土曜日ということもあり、出張は週明けの三日から・・・・・
年に一度、お客様と京都観光を兼ねて、南座での 「顔見世」 を観劇するという一泊しての京都入り。
勿論、お母さんも一緒に行くもので、店は臨時休業となります。
そんな訳で、今日は七日・金曜日から始める 「木目込み雛人形展」 の設営と、壁面のディスプレイをしておくことに。
いつものことですが、ここちよい空間創りは、頭を使うものですね~
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これは、県内の人でしたら何であるかご存じですよね~
加賀染めの 「花嫁のれん」 で、模様は兼六園、
福島家の家紋が入ったのれんで、片付けてあた私物を店の奥から出し、雛展の特設会場に飾ってみました。
とても華やかですね~
この、花嫁のれんのは、古くから石川県に伝わる文化で、花嫁さんの婚礼道具として持って行くものなんですよ。
お道具を運んだ際に嫁ぎ先に飾り、結婚式に花嫁が、そののれんをくぐり、仏壇に手を合わせるという婚礼の儀式に使われるものです。
私が持っている兼六園は、比較的新しい柄で、昔は加賀友禅の作家が競って逸品物を描いていたんですよ。
当時は正絹の羽二重の生地に染め上げた三巾物が多く、時代の豊かさと共に、生地はちりめん地の五巾(180cm幅)の大きさに変わってきたんですね~・・・・・・・
大きな婚礼であることを、周りの人に見せたいという 親心があったのかもしれませんね。
最近はメッキリ少なくなりましたがね。
もっと意味深い いわれがあるのかもしれませんが、私の知る範囲でご紹介をさせていただきました。
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花びら膳に飾ってみた 「古布の蒔絵付きくす玉屏風」。
この屏風(びょうぶ)の前に、木目込みのお雛さんが並ぶのですが、その準備は京都から返ってきてからです。
2007_12010002.JPG
画像を少し大きくしてみました。
私は七日から始める 「古ちりめんのお雛様」 の準備に夢中です。
多くの人に、目の前でご覧になって欲しいですね~・・・・・・

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