10月26日(日曜日)は、私たち石川県和装振興会にとって記念すべき日です。
とてもおおげさな書き出しから始まりましたが、全国14会場と2箇所のきもの学園で、「きもの文化検定」がいっせいに開かれた日なんですね~
このきもの文化検定は、「きもの」やきものにまつわる「歴史や文化」についての知識の習得を通して「きもの文化」への理解を深め、もっと「きもの」に親しんでいただくことを目的としているものです。
今年で3回目になりますが、石川県和装振興会の働きかけで金沢会場が今回から増設になり、今日、金沢歌劇座(旧観光会館)で行なわれました。
今日はそのレポートをさせて頂きます。
金沢会場でお世話をする石川県和装振興会のスタッフ。
会場準備から試験の進行までをお世話させて頂きました。
まず最初は4・5級の試験から・・・・・
受験者数は62人。
福井県・富山県・新潟県からもお越しになっていましたね・・・・
試験時間は60分で張り詰めた空気に包まれていました。
4・5級の試験が終わると次は3級と2級が別々の会場で同時進行です。
3級が47人、2級が11人の受験者数で時間は90分。
何事も無く無事終了することが出来ました。
延べにして金沢会場では120人の受験申込者で、4人の欠席者という内容でした。
主催者側から頂いた資料によると、今回の受験申込者数は合計で7,337名。
その内訳は、
5・4級・・・・2,689名
3級・・・・・・・3,213名
2級・・・・・・・1,435名
今回のきもの検定を振り返り、幾つか感じたことを報告させて頂きます。
一つは昨年と比較すると増設された会場が増えたにもかかわらず受験者数が減少していること、着物を着て受験している方が非常に少ないことが残念でしかたありませんでした。
着物愛好家と着物に対する知識を高めることとはイコールという訳ではないようです。
単純に決めつけることはできませんが、着物を着て楽しむところまでには至っていないような気がしてなりません。
関心させられた点は、30~40代の若い女性が多く受けにこられているということです。
これらの現実をどのように捉えたら良いのか複雑な気持ちでいますが、実が熟するまでには時間がかかると解釈したいものです。
全ての作業を終え、封印された答案用紙を本部から応援に来てくださった方と共に運送会社に引渡し帰りの徒に付いた私でした。
きもの検定を受けられた方は、今日一日ご苦労様でした。