以前に比べ生活用品や店の用事で買い物に行く機会が増えていて、行く先々でその店の接客やあいさつなどの気配りが気になってしかたがありません。
何処の店もコンビニのようで、事務的に接客をこなして気持ち良さが伝わってこないんですね~
これまであまり気が付かなかったことを自分の店に置き換えて考えるこの頃です。
そこで、今日は新年でもあり「挨拶のおじぎ」について少し触れてみょうと思います。
ある本に書いてあったことですが、顔の表情で息を吸った時と吐いた時とでは、どちらの方がよいと思いますか・・・・・・
鏡の前で両方を比較してみると判るそうです。
「息を吸う」ときはスイッチを入れた状態だそうで、生き生きとした笑顔の表情が鏡に映るみたいです。
「息を吐く」ときはスイッチを切った状態。
ため息をついた時のように疲れた表情になるそうです。
おじぎの仕方に「礼の三息」(れいのさんそく)という言葉があります。
それは、おじぎをする場合の呼吸の仕方を表したもので、まず、相手の顔を見て息を吸います。
そして、頭を下げるとともに、息を吐きます。
次に姿勢を戻すと同時に、また息を吸い「おはようございます」、「ありがとうございました」などの言葉を発します。
おじぎをする場合、頭を下げるときよりも上げるときを少しゆっくりに・・・・・・
頭を下げると同時に紙の乱れを気にして頭に手を持っていく人がいますが、見ていて気持ちのよいものではありません。
なぜなら相手への気持ちよりも、髪の乱れに心が移っているからです。
おじぎの心をそのまま残す「残心」という間をとることで、おじぎが更に生きてきます。
同じおじぎでもせっかくなら美しい姿勢を取りたいもの。
その場に応じた自分の気持ちを素直に表現するのが理想です。
背中を丸めてのおじぎは自信のない姿に移ります。
頭のてっぺんから腰まで、まっすぐに一本の物差しが通るように背筋を伸ばし、上体をそのまま倒すことが綺麗なおじぎだそうです。
ここまではある本のパクリのような記事になりましたが、読み返しながら勉強をさせていただいています。
おじぎの形としては、この三通りがあります。
特に私の店の場合、立礼が多く本を読みながら改めて勉強をしています。
さっかくなのでご紹介してみようろ思います。
『会釈』
相手の目を見ます。 → 立っている姿勢から指先を「八の字」にほんの少しだけ下げます。 → 頭だけ下げずに背筋を伸ばし、手を下げると同時に腰を折り上体を倒します。
・ 上体を倒す角度は15度くらい。
『普通礼又は敬礼』
立っている姿勢から指先を腿(もも)まで下げます。指先の「八の字」が少し近寄ります。会釈と同じように、手を下げると同時に倒します。
・ 上体を倒す角度は45度くらい。
『最敬礼』
立っている姿勢から指先を腿まで下げます。指先の「八の字」が近寄るようにし、手を下げると同時に上体を倒します。
・ 上体を倒す角度は60度くらい。
仮に私がこのような会釈をしてもたったら気持ちがいいだろうな・・・・・
鏡の前で横向きの姿を見て研究してみようと思います。
どうか皆さんの参考にしてみて下さい。
明るい気持ちで挨拶をせれば相手にもその気持ちが伝わって、お互いに気持ち良く一日をスタートすることができると思いますよ。
今日のお客様が当店で求めていただいた猫の染め帯を締めて遊びの来て下さいました。
店の商品に興味を引かれ立ち止まって下さらないもので写真がピンボケになりましたが、可愛い猫ちゃんでしょう。
こちらのお客様は、この他にも数本の猫の帯を手にしていらっしゃるという大の猫好き。
格式のあるフォーマルの着物も素敵ですが、遊び心のある着こなしに魅力を引かれる私です。
他にも着物姿で遊びに来てくださったお客様がいらっしゃって、にぎやかに過ぎた一日でした。