3月最後の日曜日、こぼれ日の中で十三詣りが石川県の金沢市にあり天徳院でありました。
石川県の着物業界が、着物の振興を推進することを目的として活動する、「石川県和装振興会」が石川県の地で、この文化を根付かせたもので、今年で9回目の十三詣りです。
今日は私もお手伝いで、カメラ係です。
そのレポートを写真で紹介します。
小学生を卒業した13歳のお子様が、その年の春に知恵と健康をさずかることを願って虚空蔵菩薩 (こくうぞうぼさつ) にお参りをする行事です。
石川県和装振興会のPRが不足していて、この行事の存在が広く知れ渡っていないところがありますが、今回は25名の参加です。
お子様の晴れ姿にご家族の方も同行されて、あいらこりたで記念写真。
なんと微笑ましいこうけいでしょう・・・・・・
みなさんがぞくぞくお越しになられ、参道が華やかです。
最初に参拝なさるお子様にお好きな一文字を書いていただきます。
そして、大人になるのに必要な知恵と健康を授けてもらい厄払いです。
男の子は学生服がほとんどですが、女の子は着物が目に付きます。
それが終わるとご家族の方もご一緒にご先祖様に報告です。
とてもおごそかで、印象に残るものです。
終わると張り詰めた緊張もほぐれ一安心。
紋付羽織袴の男の子の着物姿もいいものですね~
お婆ちゃんでしょうか、お孫さんに寄り添うようにして歩いている姿が、家族の絆を感じます。
お子様の周りにはご家族の方でいっぱいです。
付き添う方も着物でお越しになられている方が多く、業界人として嬉しくなります。
参拝が終わると笑顔が溢れます。
こちらの家族は姉妹のようです。
妹さんも着物が着れて嬉しそうにしているのかな~
肌寒い日でしたが、人生の節目をこのような形でお参りしていただけたことを嬉しく感じています。
まだまだ、この文化が石川県に定着していませんが、これも地道な継続がいずれは花が開くことを信じて止みません。
来年もこの時期に行いますので、この春に6年生になられる方は是非参加してみてください。
家族の絆を外側から拝見する事ができたことを幸せに感じた十三枚詣りでした。