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昨日からあられが降り出し、すっかり北陸の冬になってしまいました。
雨が降り続き、気温もグッと下がっているみたいで、チョッピリ寒さが見に染みている私です。
そんな今日、仕入先の担当者が珍しい商品を持って来ました。
それは写真の毛皮の時雨草履です。
皆さんはどのような動物の毛であるか判りになりますか・・・
なんとアザラシの毛皮だそうです。
現在はワシントン条約で輸入が出来ないとのことで、非常に珍しい草履だとか・・・
草履の裏底には、雨や雪で滑らないようにゴムの滑り止めが付いています。
機能性を確かめたくて履いてみると、毛皮だけあって暖かいんですね~
張り裂けそうな寒い冬には防寒用として最適かも・・・
ところがお値段が高くて・・・
先日ご紹介した時雨草履の5倍近くして驚いています。
2足しかなく、今後の入荷も望めないということで迷いに迷っているところです。
それにしても、それぞれの分野でこだわった商品があるものですね~
10年ほど前だと、いろんなところからカレンダーをもらったものですが、最近はめっきり少なくなってしまって・・・
スケジュールが書き込む事のできる店のカレンダーを買うか買うまいか悩んでいます。
ギリギリまで待って考えようと思っていますが、それとは別に面白いカレンダーを数冊買い求めました。
それがこの
太陰太陽暦・月と季節の暦カレンダーです。
市販されているカレンダーと何処が違うかというと、旧暦の暦になっているんですね~
つまり、2010年版月歴(太陰太陽暦)の正月一日は2月14日で、大晦日は2011年2月2日という、若い私には解釈しにくいカレンダーです。
それが実に面白く、立春に一番近い新月からこの暦は始まります。
ひとつきというのは、月が生まれてなくなるまでのワンサイクルで、
「いち日」は太陽のリズム、
「ひと月」は月のリズム、
そして、「いち年」は月と太陽のリズムを合わせて組み立ててきたのが古来人類の時の考え方でした。
月歴の「ひとつき」は、月が新しく誕生して、満月を経て、見えなくなるまでの29日か30日から成り立ちます。
このページが最初に開くカレンダーで、左上段から順番に右えと月が大きくなっていく様子がお判りになると思います。
カレンダーを大きく映し出してみました。
今年の2月14日日曜日が月歴の正月で漢字の「一」という数字が入っています。
この日から新年のカレンダーが始まっているんですね~
そして月の動きまでも確かめることができます。
誠に不思議なカレンダーで、そこが気に入りましてね~
秘められた日本人の精神や文化を感じています。
本来なら一月か二月の初めに手元に来れば新鮮な感じを受けるのでしょうが、この年末に気になるお客様に差し上げたくて取り寄せたものです。
私もこの暦で勉強してみようと思っています。
アザラシの皮の草履といい、このカレンダーといい珍品を記事にしてみました。