「訪れ」・・・これまでと同じでいいじゃない

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 今年は雪に悩まされていて、いっこうに温かくなろうとは致しません。

今日も思っている以上に雪が降りましてね~

吹雪いて前が良く見えない時もあって、お客様と「頭に来るよね~」なんて冗談を言いながら春の訪れるのを待ちわびる午後でした。

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この「訪れ」ですが、何かが訪れる時、必ず音が伴うらしいですよ・・・。

 

人が来る時は、足音、衣ずれ、声、戸を叩く音・・・。

恋の訪れは、ときめき胸の高鳴りでしょうか。

 

「おとずれ」の「おと」は「音」。

気配やうわさ、相手からの便りや返事まで、すべて「音」といったそうです。

「ずれ」は「連れ」でないかといわれていて、「訪れ」は、すなわち『音を連れてくる』という意味から生まれたのかも・・・。

 

春はさまざまな音を連れてやってきまず。

雪解け水の音、ホトトギスの忍び声、木々の葉ずれなどなど・・・。

もしかして晴れて社会に飛び出す心の高鳴りも、春の訪れなのかもしれませんね。

 

そして、「訪れ」を待ちわびる私たち。

特に今日の天気を見ると、春を待ちわびる心境になりますが、この「待ちわびる」感情って素敵だと思いませんか・・・。

 

ワクワクする心を抑えながら喜びの日を待つ、実に日本的で侘び寂びの世界に身を置いた境地です。

 

合格の知らせを「待ちわびる」、子供が生まれるのを「待ちわびる」、桜が咲く日を「待ちわびる」・・・

さまざまな形がありますが、どれも上を向いた喜びが秘められていて、花開くつぼみのようです。

 

事が思うように進まない現実の中で、忘れたくない感情だと思います。

 

 

現在4月の「卯月展」の案内を作っていますが、モチベーションを高くすることが難しくて苦しんでおります。

 

もう一人の私が問いかけます。

お客様に喜んでいただけることって何、

地域の方が興味を持っていただくることって何、

きもの愛好家を増やすことって何、

 

日々、宝物を探していますが、私の持っている地図が古いのか何も見つけられません。

 

これまで積み上げてきたことが間違っていたとは思えないのに、どうしてこうなるのでしょう。

きっと多くのことを望むからでしょう・・・。

 

ないものを欲しがる駄々っ子から決別です。

これまでと同じかもしれませんが、シンプルに一人のお客様にお出しするラブレターに熱い気持ちを言葉にしています。

 

自分を信じ、お客様に安心を伝えることにしました

 

この後も少し構成に、ない頭を使ってみようと思っています。

 

それでは皆さん、お休みなさい。

 

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