◆
現在干支のお正月飾りのご注文を取っていて、随時メーカーに追加注文を入れているのですが、いつになく動きがいいのか、品切れが続出していましてね～
人気商品が片寄っているのかもしれないが、ご注文が取れない品から売り場から姿を消しています。
羊の干支を準備したいと考えていらっしゃる方は、買い物を急がれた方がよろしいかもしれませんね。
それでは今日の投稿です。
日暮れ近くから天気が一転して、激しい雨風となってまいりました。
いよいよ冬に向かかのような気配を感じますが、これからの季節を考えると、和装の冬支度も準備しておかねばなりません。
特に、雨風や雪の日のことを考えると、気にかかるのは足元です。
中でも足袋は外気にさらけ出していることもあって、雨に濡れやすい箇所で、一度水分を含むと体温を奪われることが考えられます。
それだけに、足袋を雨風から防護できる雨草履があると、少し安心出来るのではないでしょうか。
そこで今日は、あしゃれな雨草履を紹介したいと思います。
まず先に映像から・・・
１≫黒地ベースの３Ｄ柄
２≫白地ベースの幾何学模様
３≫黒地ベースのドット柄
４≫白地ベースの水玉柄
この４点は新しく揃えた品で、鼻緒と横巻きに模様があって、おしゃれに気を使ったワンランク上の雨草履と言えるかもしれません。
市場に少ない新商品で、雨が降るか見極めが難しい日でも、気持ち良くお履きいただけるのではないでしょうか？
素材は雨に強い合皮で、履くと足が痛いと言われ続けてきた鼻緒に改善がなされています。
足の甲に触れる面を広くし、その鼻緒の裏側に柔らかい白地の裏地を取り付け、更に前つぼを、触れた時の指先にソフト感が伝わるように柔らかなベッチン(白)の素材を使い傷みがこないように工夫されています。
仮に足袋が濡れたとしても、白足袋に色が染まることがありません。
サイズはすべてフリーサイズで税込２１,６００円で店頭に出したところです。
カガトの高さは約５㎝となります。
無機質な雨草履におしゃれ感と履き心地が加わったことで、足元のおしゃれが楽しめるのではないかと思っています。
次にご紹介するのは、柄が入らない無地の雨草履です。
５≫
６≫
作りの構造は柄物とまったく同じで、台と鼻緒の色を変えて作られた品です。
無地になると無難にフォーマルの着物に対応できるかと思います。
お値段は税込１９,４４０となります。
７≫パール地の雨草履
こちらはメーカーの違い品で、ずべて合皮使用で、草履台が若干スリムになり鼻緒にデザイン性を組み込んだ品になります。
高さは６㎝でＭ・Ｌ寸の二サイズの対応になり、色はパール・淡いベージュ・墨色が用意されています。
お値段は税込２７,０００円
そして、これらすべての裏底は形を変えた滑り止めが、かかとまで付いていることを付け加えさせていただきます。
８≫ゴマアザラシの毛皮草履
こちらになると高級品の防寒草履を兼ねた雨草履と言えるかもしれません。
ゴマアザラシの毛皮を仕様したもので、ワシントン条約で輸入が制限されていることもあり、めったとお目にかかれる品ではありません。
天然の毛皮ゆえに水を弾くだけではなく、保温性の高い草履と言えるでしょう。
冷たい風が吹く太平洋側の方には実用性があっておしゃれが際立つ品ではないでしょうか？
横巻きもゴマアザラシの毛皮を仕様しているこだわりの品で、お値段は７５,６００円で店頭に出しています。(フリーサイズになります)
店としては草履に対してもう少し気配りをしていただきたいと思うところがあって、履き心地とおしゃれ感を重視して品揃えをしてみました。
店側としては、サイズがいろいろあってもいいのではないかと思いますが、そこまで至っていないのが残念でなりません。
洋装の世界にブーツがあるように、和装になると冬に対応する草履が少ないのは、安易に考えているところがあるからだと思います。
これは業界の責任で、環境に対応した草履を世に送り出す役割があるのではないでしょうか？
そんな想いを最後に括り、今日の記事とさせていただきます。
それでは・・・お休みなさい。
