暑い日が続いていますが、お盆休みが終ってから夏物のきもの相談が多くありましてね~
普通に考えたら、厳しい暑さが続くことから、着物離れが起きて商品が動かないよ考えがちですが、何故かその逆で、暑い日が続くみたいだから、もう1枚くらい夏物があってもいいかもしれない。
そのような相談が連日ありまして不思議なことが起きています。
今日も県外からの夏物の問い合わせがありましたが、多くの呉服店さんがこの暑さと物価高で販売意欲を失っているのではないでしょうか。
専門店さんの動きが止っていることが、新たなきもの難民を創り出し、ネットで調べるという行為に向っているのではないでしょうか。
私の創造の中で漠然と感じていることを書いていますが、多くの呉服店さんがどうしたら新規のお客様との接点が持てるかを真剣に考えて実行している先が少ない気がします。
そこで考えたいことは、「どんな取り組みをしたら商品が売れるのか?」と「どうしたらお客さんに喜んでいただけるのか?」
この二つは商いの考え方として似ているように思われるかもしれないが、「どうしたら売れるのか?」は、店側の目線で有利に働く、自己中心的な考え方で、一方で、「どうしたら喜んでいただけるのか?」は、お客様の立場になって考えている姿勢が生かされていて、温かみを秘めた商いの姿があるのではないかと思っています。
仕事が楽しくできるのは私は後者だと思っていて、”無理がなければ”、”急ぐことをしなければ”、信頼と安心が少しずつ育っていくものだと信じています。
そしてそこに”きもの熱”がなくてはなりませんが、その集合体をネットで活かすことが出来たなら、新しい風が吹き始めるのではないでしょうか。
そう、私たちの業界に「新しい風」は必要です。
どんな風が何処に向って吹くのかまったく分かりませんが、できることなら、40代~50代の女性に向けて和装の面白さを伝えて行きたいです。
【七五三のきもの】

話題は替わりますが、現在進行形の「七五三のきもの特集」は大きな動きがなくて頭を痛めていますが、ぼやいていないで店の強みとなる部分を紹介させてください。
店のこだわりは、きものを反物から仕立てるオーダーメイド仕立てになりますが、和装小物にもこだわりがありましてね~
特に足元のおしゃれに気を使っております。
【16.5㎝の子ども草履とオーダーメイドのいろ足袋】

例えばこちらの赤い草履に鹿の子絞りの鼻緒ですげた最も小さな16.5㎝の草履に当店のオリジナル商品となる子ども足袋がオンリーワン商品となっていましてね~
商品名を「いろ足袋」と呼んでいて、足袋底が赤で本体は白になるコハゼ付きの足袋です。
見ての通り足元のおしゃれのポイントは足袋底が赤になっていることで、紅白足袋ともいえるお目出度い足袋なんですな~
足のサイズに合わせて誂える足袋で、ご注文を受けてから仕上がるまでの期間は約半月から三週間近くかかると思ってください。
こちらのオーダーメイドのいろ足袋のお値段は税込み2,500円となります。
【19.5㎝の子ども草履とオーダーメイドのいろ足袋】

こちらは19.5㎝の白い草履台にうさぎさんと紙風船を刺繍で浮かび上がらせたゴージャス感のある子ども草履で、その横は先ほど解説を加えた「いろ足袋」になります。
お子さんの足のサイズに合せて足袋を作るオーダーメイド足袋で、足袋底が赤になっているところがとっても可愛いと思いません。
何処にもない足袋かと思っているので、お目出度い「紅白足袋」お勧めさせていただきたいです。
ちっぽけなこだわりですが、もっと多くの人に紅白足袋の存在をしてもらいたくてここにアップさせていただきました。
どうか参考にしてください。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。