ある方から相談をいただいた「海老の匂い袋」の注文・そして179号の「あ・うん」が仕上がりました

 今日も県外の方からお電話で匂い袋を作ってもらえないかとの相談をいただき、その案件にお応えできればと思い、そのことを記事にさせていただきます。
いただいた相談は、「海老の形をした匂い袋を作ってもらえるものか?」という内容でした。
詳しくお話を聞かせていただくと、伊勢海老でお菓子を作っている会社で、十数店舗のショップに海老の匂い袋をディスプレーとして飾りたいとのことで、大きさは20~30㎝の大きさを考えているとのことでした。
ここで匂い袋のことについて話をさせていただきます。
匂い袋とは、ちりめん細工などの作り物の中に、香りを忍ばせて楽しむ癒し系の商品です。
お香はご存知の通り、火をつけて香りを楽しむものですが、匂い袋は香の原料が調合された砂状のものです。
なので火を付けなくても嗅覚で香りを楽しむことができますが、それとは別に視覚で作り物を楽しむむ飾り物ともいえます。
店内でも季節を伝える作り物のお花やご節句商品などの匂い袋を扱っていますが、とても癒されるものがあります。
話を戻しますが、ご相談者がどのような品をお探しなのかが掴めたもので、早速職先に対応ができるかの確認をしてみることに・・・
かろうじで一社、作っていただけそうな仕入れ先が見つかりました。
その映像が届いたので紹介させていただきます。
DM用写真 001.jpg
その映像がこちらです。

海老のお腹に匂いを忍ばせた後に紐の結んで形を整え、枕で触角を支えて飾る匂い袋です。
こちらの職先は古布で細工物を作るところで、その多くが絹で、古着を使うこともあって同じものを作ることができません。
また、着物の生地幅が30㎝余りで、作り物の大きさに制限されることが想像されます。
この点を職先と相談しなくてはなりませんが、ご希望の大きさとなると かなり難しいかもしれません。
ちなみの映像の大きさは高さ約9㎝・長さ12㎝・巾4㎝でお値段は枕付きで5,292円のお品になります。
これに香りの品を準備しなくてはなりません。
今回の場合は伊勢海老に匹敵する大きさをお望みかと思われますが、そうなると生地が沢山必要となり、仮に作れたとしてもコストが高くつくのではないかと考えられます。
そも前に映像の形が相談者の想い描く品であるかを確認しなくてはなりませんが、連絡を取り合って着地点を見つ出せせればできればいいのですが・・・
それにしても、遠くからご相談をいただけたことを嬉しく思います。
DSC_0026zilyouhousi179gou.JPG
今月も制作が遅くなってしまった、四季を楽しむ情報紙「あ・うん」。
ようやく出来上がりました。
この情報誌の発行も179号まで着ましたが、年々制作のハードルが高くなっていて、記事の内容に苦労させられています。
この件に関しては、しばらく考えなくていいので気が休まりますが、現場がピリッとしないので、心配が事が絶えません。
早く春が来て欲しいと願う私です。
それではこれで閉店と致します。
お休みなさい。

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