季節と共に品揃えを変えながら店作りをさせていただいていますが、この時期の和雑貨の格となる商品はお正月飾りになります。
来年は戌年でもあるもで、幾種類の「戌」の置物を揃えてご注文を取らせていただいていますが、売れ筋商品の品切れが起きていましてね~
注文を入れても商品が入ってこないことが分かると、その商品を売り場からさげている訳ですが、23日からの感謝祭の案内に干支物商品を打ち出していることもありまして、商品を補充しなくてはなりません。
そこでお客様にお願いして「戌の置物」を作っていただきました。
その商品が本日 店に届きました。
それがここにある商品です。
すべてお客様の手作りで、どの品も可愛いと思いませんか?
順番に紹介させていただきたいと思います。
これは、戌と獅子と羽子板の3点セットで、台になる板と赤毛氈が一体となった商品のなります。
品名を「戌年のお正月」と付けさせていただきましたが、台の大きさな20㎝×9㎝で、お値段は1,620の品です。
こちらは「招福こま犬」と名付けさせていただきました。
台は10㎝角もので、高さ9㎝のこま犬とお正月飾りが一体となったものです。
お値段は税込み価格¥1,620となります。
これになると、しゃもじに乗った「招き戌」になります。
しゃもじの長さは18㎝で、お値段は¥864の品です。
そして、「玉のり犬」と名付けた品で、高さは15㎝近くあるものです。
お値段は税込み価格¥1,296となります。
どの品も手作り感たっぷりで、販売価格も抑えているのでお得感のあるものです。
お気に召していただけるようであれば、ご自身の目で確かめてみて下さい。
言い忘れましたが、これらの商品には箱が付いていないのでご容赦くださいね・・・
話題は替わりますが、メールで高校の卒業式に卒業生を送る立場にある担任の女性教員から袴を着装した場合の着こなしについての相談をいただきました。
身長も体格もある40代の方だそうで、卒業生やご父兄の方に失礼のない着こなしを知りたいとの内容でした。
着物も袴もレンタルを考えていらっしゃるそうです。
その相談を受けて、直接返信してもよかったのですが、よく似た事例があるのではないかと思うところがあり、ブログ記事に取り上げてみることにしました。
呉服店のよって多少の見解の違いがあるかと思いますが、卒業式となれば厳粛な場でもあり、主役となる生徒さんを送り出す担任の先生の立場は、礼を尽くす心構えが必要かと考えております。
その姿を着物で表すとなれば、着飾ることではなく、シンプルに色無地に無地袴で迎えるのがベターではないでしょうか?
色無地は略礼装となる着物です。
色無地の他にも訪問着や附下という種類の着物も略礼装となるもので、それらの着物に袴を合わせる方もいらっしゃいますが、卒業生を送り出す立場の方は脇役的な立場でもあり、式典に臨む考え方に徹してみてはいかがでしょう。
その意味で色無地をお勧めします。
相談者は淡い色合いの着物を避けたいとのことでしたが、お目出度い席でもあるので、渋い色合いの着物は避けられた方がよいのでは・・・
例えばベージュ系か、明るめのグリーン系の色はいかがでしょう。
ご自身のお顔映りを見て判断された方がいいかと思いますが、袴は濃い色合いのものが多いので、着物の濃度は袴より浅い色合いで合わせた方が着姿が綺麗になると考えております。
そして袴は、刺繍の入ったものやボカシ染めの品もあって、それらの品で合わせるのも選択肢の一つですが、選び方を間違えると、品の良さを失うことがあるので、その気見分け考えると無地が安心かと思います。
着物に合わせる長襦袢は、ほのかな色の桜色やクリーム地が適当かと思いますが、レンタルとなれば白であってもかまわないと考えています。
そして半衿は白の無地を使って下さい。
そこでもう一つ考えておきたいことは、借りた着物がご自身の寸法に合っているかを吟味してくださいね。
特に裄(着物の腕首までの長さ)が短いと、見た目に着姿が綺麗だとは言いにくいものがあります。
加えて体格がいいと、身幅が足りないことも考えられるので、衿元が綺麗に作れないことも考えられます。
着物の丈は袴を履くので、多少短くても気にならないと思います。
とにかくレンタルにしても、簡単に事が済ますることができるネットからの調達は体型からして心配なところがあるので、現品に袖を通すことができる業者さんを選択されてください。
そこで専門家の意見を聞くことが大切かと思います。
慣れない着物を着ることは下準備が大変かと思いますが、卒業式は他校とも重なるので、レンタルは早めに段取りを済ませておかれると安心です。
そして本番は、気持ちよく生徒さんを送り出すことができたらいいですね。
十分な説明ができたのか疑問が残りますが、分かりにくいところがあればご連絡下さい。
私の分かる範囲でアドバイスさせていただきます。
以上が私の見解ですが、参考になるものであれば幸せに思います。
それではこれにて・・・
お休みなさい。