春の卯月展にて刺繡作家の森康次さんのお力沿いをいただいて刺繍の着物や帯を提案させていただいたのですが、その際に新規のお客様から雪の結晶柄の袋帯を作って欲しいとの依頼がありましてね~
そのお客様は雪の結晶柄にこだわりをお持ちで、森さんの刺繍の技に触れオーダーメイドのご相談をいただくことになったのです。
それからお客様のお宅に何度かお邪魔し、図案の打ち合わせや地色の色など、細部に渡って相談を重ねて作ったオンリーワンの「雪の結晶柄」の袋帯が仕上がりました。
先ほどお客様に帯の出来栄えを確認していただいたのですが、とても喜んでいただきましてね~
以来を受けた側として、胸を撫で下ろすものがありました。
ブログで紹介してもいいとの承諾をいただくことができたもので、ここにアップさせていただくものです。
この雪の結晶柄は、お客様が手にしていらっしゃる学術的な本から私が幾つか選んだものを森さんに図案化していただき、その原案をお客様と相談しながら修正を加えた後に、出来上がったオンリーワンの袋帯なんですよ。
地色は紺で、雪の結晶が浮かび上がって綺麗でしょ・・・
染めたように見えるかもしれませんが、刺繍作家の森さんが刺繡してくださったものです。
刺繍糸は白をベースに銀糸も織り交ぜながら所々い水色を入れて、ひと針づつ挿してくださったもので、全体のあっさり感がとても気にっていただけたみたいです。
この後、裏地を染めた生地と縫い合わせてから、固めの帯芯を入れて袋帯に仕上げるものですが、お客様のお役に立てることができて本当に良かったと思っています。
店ではこのような帯だけでなく、着物や暖簾(のれん)、草履台などもオーダーメイドで作らせていただくことができますので、記憶に留めておいてください。
そのこともお伝えしておきたくて記事にさせていただきました。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。