寒さも少し治まったようですが、昨晩の積雪で駐車場は真っ白。
店に来てみると、雪で車が入られないという訳ではありませんでしたが、お客様をお迎える駐車場ではありません。
なので朝一番の仕事は雪透かし。
この冬初めての雪透かしで、幸いにも驚くような積雪でもなかったので助かりました。
これから春が来るまで寒さと雪に悩まされ、来客も少なくなることが考えられるだけに、何か対策を考えておかねばなりません。
頼れるのはSNSと言いたいところですが、この方面も勉強不足でこれからの課題になりそうです。
この先どうしたいのか、何に力を入れたいのかを真剣に考えて、新しい年を迎え入れられるようにしたいです。
今日は珍しい帯で着物コーディネートしてみました。
それがこの映像にある絞りに刺繍を加えた蝶柄の名古屋帯です。
味のある帯だと思いませんか?
ここでは紬に合わせていますが、小紋や色無地にもコーディネートしていただける帯なんですよ・・・
あまり類のない作り方をしていて、軽くて締めやすい帯だと思っております。
腹には蝶柄の刺繍が二つ。
帯〆帯揚げも加えてコーディネートしてみましたが、ワンランク上のおしゃれ感があってとてもステキでしょ・・・
それに品もあるでしょ・・・
蝶柄のひとつを拡大してみましたが、絞りの目が立っている中に刺繍を加えているんですよ。
マニアックな帯であることが見てとれるかと思いますが、量産されている帯ではないので、手にされた方は優越感にしたれるのではないでしょうか?
単色の色合いの紬や無地感の小紋に合わせると、帯が映えることでしょう。
今朝、京都の仕入れ先の社長さんが久しぶりに店を訪ねてくれましてね~
二人で和装業界の未来について語り合う機会に恵まれましたが、その社長さんが私に、いつまでも若くないのだから夜遅くまで仕事をしていないで手抜きすることを覚えたら。
そんなアドバイスをいただきました。
真摯に受け止めさせていただきましたが、体に染みついたものって簡単に変えられるものではありません。
それに私に残された時間を考えると、今日という日がとても大切なんですね~
人は人生を年齢で線を引くようにして、目に見えない形の中に落とし込むように視てしまいます。
体力の衰えもあるでしょうが、少なくても気力だけは若い人に負けたくありません。
単なる負け惜しみかもしれないが、その強がりが物事を動かすのではないでしょうか?
おそらく要領の悪さを指摘してくれたのだと思っていますが、私にはその立ち回りができません。
自分でも手を焼いていますが、これが私なのでしょう。
人の器や年齢の比較でなく、納得できる生き方ができれば幸せに思えるのではないでしょうか?
取り戻せない人生に悔いを残したくありませんからね・・・
それではこれにて・・・
お休みなさい。