店で仕事をしていると、外での出来事があまり耳に入ってこなくて、県外から入ってくるマスクや母の日のプレゼント商品の注文に、抜かりなく用意するこにとに集中するこに集中していて、穏やかな時間をいただいております。
ここ10日間の間に、驚くほどの人数お客様からご注文をいただくことになり不思議な心境でいるところです。
とは言って、着物のお買い物に比べたらお買い物の単価は小さくて、本業の部分をなんとかして改善していかなくてはならないといけないと思っております。
季節も少しづつ初夏の香りを匂わすようになって来ていて、着物コーナーも徐々に単衣物の装いに変えていかなくてはならないと模様替えをしはじめているところです。
県外からのご注文が多く入ってきていましてなかなか進みませんが、今年手配した新しい浴衣を店頭に出して、一人で喜んでいます。
「器量のいい娘を選んできたな~ この子にはどんな帯が合うだろう・・・」
心の中でブツブツと呟きながら楽しんで仕事をさせていただいています。
さて、今日は私の店らしい単衣用の着物コーディネートを紹介させていただきましょう。
その組み合わせがこちらです。
大人の色気とでも言いましょうか、静寂の中で着こなす着物美人の装いを作ってみました。
着物は竺仙さんの江戸小紋を単衣用に見立てて、涼しさを表現した雪持芭蕉の染帯で合わせたものです。
着物は江戸小紋に一つである鮫柄で、セミフォーマルの装いにもなるものですが、こうして染帯を合わせると味が出るでしょう。
着物をこよなく愛する方には心惹かれるところがあるのではないでしょうか?
着物柄を拡大したものがこの映像ですが、鮫肌のような柄がいっぱい詰まっているでしょう。
これが鮫小紋というもので江戸小紋の代表的な柄の一つです。
仮にもこのような装いで店にお越しになられたとしたら、ドキュと大きく脈打って、品のいいおしゃれ感に心臓が止まってしまうかもしれません。
そんな魅力を感じる着こなし方かと思います。
話題は替わりますが、マスクの注文が毎日入って来て、ちりめん細工で物作りをしている先生は毎日のように作ったマスクを持って来て下さるのですが、
先生から、カーゼがどこも品切れになっていて、現在作っているのは布マスクといえるものになっている。オンラインでも販売しているとなれば、「手作り布マスク」という表現が正しいと思うので、表現法を変えた方がいいとの提案をいただきました。
そこでこれからは「手作りガーセマスク」を「手作り布マスク」と呼ばせていただきます。
どうかご理解をいただきますように・・・
息子から2歳になった凜のマスクの洗い替えが欲しいと電話があって、店に子供用が3枚あったのでこの画像にあるマスクを孫にあてがうことにしました。
女の子なので、少しお茶目な色合いの布マスクを選んでやりましたが可愛いと思いません・・・
そのマスクを使って子供の手作り布マスクを作っていることをPRしてみたくなって可愛い画像を用意してみました。
「子供布マスク取り扱っています! 一枚300円(税別価格)」
孫に1枚取ったので、残り2枚となましたが、ご予約をいただいたらお作りさせていただきます。
男の子用は渋い色合いのもので作らせていただいていて、女の子は明るい色合いの色柄から作るようにしています。
耳にあてがうゴムは本人お顔に合わせてゴムを結ぶタイプになっていまして、
中側は、こんな感じで柔らかい色合いの生地を使って袷にしています。
ことらは中側がガーセだと思いますが良くできていると思いませんか?
これを300円で販売しているのだから買いやすいでしょう。
利益の薄いものですが、皆さんに喜んでいただくことができて、こんな店でも皆さんのお役に立つことができているという充実感みたいなものがあって、幸せな気持ちにさせられています。
材料費が高くなっていることや、先生にご負担をかけていることなどを考慮すると値上げも必要なのかもしれませんが、そのことを先生に相談すると、「このままで行こう」と言ってくれたので、取りあえずホットしております。
先生に感謝です。
それではこれにて・・・
お休みなさい。