いつのまにか私たちの社会は、国の政策であるGoToがないと経済が回らなくなったかのような情報が各メディアから流れていて、コロナ禍の中で悪戦苦闘しているのは観光業、宿泊業、飲食業だけではありません。
私たちの和装業界も例外ではなくて、ある意味でGoToを有効に生かすことができる業界が少しばかり羨ましい。
コロナ感染拡大に対していろんなご意見があるでしょうが、医療体制を整えること感染防止策を優先して、事を考える大切ではないかと思っています。
東京都では新規感染者数が822人と過去最多だったそうで、いろんな対策を講じても感染者数を押さえられないとしたら、東京オリンピックの開催も怪しくなってくるのではないでしょうか?
]そのツケは経済に及んで来るので、今は我慢しかないのかもしれませんね。
心配の種が尽きませんが、コロナ禍だからと立ち止まっている訳にはまいりません。
来店に向けて新しい取り組み方を考えていて、厳しい日が続いているのに頭の中は忙しくしているところです。
その店作りひとつとして、地元で作られている牛首紬で新しい商品開発ができないかと考えてましてね~
まだ公表できませんが、来年は牛首紬で踏み出すことを決めました。
そこで今日は織りの牛首紬で春をコーディネートしてみたのでご覧ください。
きもの地は明るい色合の縞柄で、合わせた帯が紬地を”しけ引き”をしてからタンポポ柄を刺繍したもので組み合わせ、そこに牛革のバッグを添えてコーディネート。
何気ない合わせ方ですが魅力的な組み合わせかと思っています。
着物は先に糸を染めてから織る昔からの技法で作られた牛首紬で、色数を使って細かな縞を浮かび上がらせた着物になります。
ふんわかとした優しさがあって、人を選ばない着物ではないでしょうか?
遠くからは無地の着物なって見えるかもしれませんね。
そこへタンポポの柄を向かわせて、春の表情を作り出したものです。
着物と帯のコーディネートに無理がなくて素敵でしょう・・・
腹の部分に大人の雰囲気を作り出したくて、墨色の帯〆と黒地の帯揚げで纏めてみました。
帯〆帯揚げの色の使い方で装いの雰囲気は変るもので、黒地の帯揚げを使うというのは上級者の使い方かと思っております。
着慣れた雰囲気が引き出されていて素敵でしょう・・・
私の一人遊びとなりましたが、質の高い着物って安心してお洒落が楽しめるのです。
是非一枚、牛首紬を手にされてみてはいかがでしょう。
地元価格で手にできるので、いつでも気軽に相談ください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。