秋晴れとなった日曜日で、店の前をマイカーが多く行き交っていたことを思うと、多くの人が外出していたのではないかと想像することができます。
そんな中、店の展示会は客足が伸びずにいまして、考えさせられるところがありました。
真摯に受け止めていますが、会は明日までなのでお洒落へのこだわりを伝えられたらと思っているところです。
コロナ禍が徐々に改善されるようになり、外での飲食に伴うお酒の扱いや国内旅行などに活気が戻りつつあることを報道番組から知らされていますが、誰もが第6派のコロナ感染を警戒しいて、国民の消費意欲が戻ったとは言いにくいところがあるのではないでしょうか?
それは私の仕事でも感じられるところがありまして、コロナ禍前のきもの市場に戻るようには思いにくなっています。
そこには業界全体の高齢化が影を落としていて、この2・3年あまりで、店の担当から離れ、着物業界を後にした人が5人いましてね~
全員当店の仕入先で、内3人が起業されていた経営者で、70才近い年齢になったことから、業界を離れることとなった訳ですが、物作りに関わる人達にも、よく似た現象が起きていると聞かされています。
職人さんが辞めて〇〇が作れなくなったとか、後継者がいなくて廃業したとの話題が絶えなくなってましてね~
そこに今回のコロナ禍があって、きもの業界は大きな曲がり角にあるといえるでしょう。
そんな話題を店のスタップと話をする時間があり、商品作りをする作り手、商品を流通する問屋、店舗を持って販売に携わる地域の呉服店さんの数は、後継者不足から減少することは避けられない状態にあると考えられます。
現にその波は起きていて、きものマーケットは小さくなりつつあります。
その中で呉服店の未来像を考えたときに、SNSからの新規のお客様作りと、眠る若い年代層のきもの愛好家の掘り起こしが必要ではないかと考えています。
この戦略なくして店作りを語れなくなっているのではないでしょか?
しかし今回は遠くを見過ぎて、顧客のニーズに応えられていなかったことに間違いがあったと気づかされていますが、きもの初心者に優しい店作りに加え、販路拡大が地方で生き残るために必要な鍵になると私は考えています。
どこかにこれでいいのかと迷うところがありますが、体験を力に変えて自分を信じてみたいです。
まだ着物を着て優雅な体験ができるまでに至っていのかもしれませんが、訪れている季節を印象づける楓柄の小紋で観劇などに繰り出したとしたら素敵だと思わない!
着物が草花模様なので、帯は幾何学模様で合わせるとバランスが取れてお洒落な装いになるのではないかな~
野口さん制作の小紋と織楽浅野さんの帯とのコーディネートで、都会的な着こなしかと思っております。
三職物語は明日25日(月)までとなっていますので、心に止めておいてください。
それではこれにて・・・
お休みなさい。