お宮参りの祝い着とお宮参りにの附属品となる寿セットのお話

男の子の祝着(お宮参りの着物)

お茶を習っているお客様が久しぶりに遊びに来ていらっしゃいましたが、そのお客様がコロナ感染者が増え続ける中でお茶のお稽古もなくなっていて、着物を着る機会が遠のいてしまったことを寂しそうに話されていました話されていました。

長引くコロナ禍はお客様の趣味を奪うものになっている訳ですが、その中で普段と変わらず店を切り盛りしていることに感心させられるとの声をいただきましてね~

 

自分でも不思議に思っていますが、多くの人はそんな目で私の店を見ているのでしょう。

 

厳しい中でも全国に着物ファンは存在していて、どうしたら着物ファンに近づけるのかを毎日考える日々が続いていますが、いつの日かコロナ騒動が終わるときが必ず来る。

この仕事をしていることに誇りを持ち続けたいし、着物ファンのお役に立つ店であることが残された呉服店の役割かと思っております。

だから諦めてはならないのです。

 

そのようなことを自分に言い聞かせています。

 

さて、七五三きもの特集も残りわずかとなりましたが、今日はお子さんが誕生したときのお宮参りの話題に触れさせていただきたいと思います。

 

 

 

女の子のお宮参り祝い着
女の子のお宮参り祝い着

 

お宮参りは古来「産土(うぶなす)詣りと呼ばれ、子供の誕生を産土の神に感謝し、その子の成長を祈願したという故事に由来していると伝えられています。

お宮参りの時期については数日前のブログ記事(8月21日の記事)に書かせていただきましたが、子供の健康状態を第一に、真冬や真夏などの厳しい日は避け天候のよう時期や吉日を選び、体力が十分に回復していない母体への配慮を考えてお宮参りの日を選ぶ必要があります。

 

掛け着の着せ方は祝い着を広げ子供の背中におおうように掛け、着物に取り付けてある紐の一方を肩側に、他方を脇から通して抱き手の人の背で蝶結びにします。

お宮参りにでかかるときは、通常は祖母か近親の女性が子供を抱くとされています。

これは産後の母体を気づかってのことと、お産を忌む風習の名残で子供を潔めるために母親以外の女性が抱いてお参りしたものと考えられます。しかし、ご夫婦でお参りをされる場合にはやはりお母さんが抱かれるのが自然でしょう。

 

 

 

男の子の祝着(お宮参りの着物)
男の子の祝着(お宮参りの着物)

 

男の子の場合は家紋が五つ入った紋付きの祝い着でお宮参りをされます。

ここまでの話しは、詳しくはなくてもある程度のことは承知しているのではないでしょうか?

 

私が伝えたいことはここからです。

 

 

 

お宮参りの付属品/フードセット・お守り袋・扇子
お宮参りの付属品/フードセット・お守り袋・扇子

 

お宮参りの際には附属品あることをご存じでしょうか?

私の店では寿セットよ呼んでいまして、フードセットにお守り袋、そして末広がりになった扇子などがセットになったものを用意しております。

 

フードセットとは帽子とよだれかけのことで、初めて外出する赤ちゃんの肌や健康を守るためのものです。

男の子は白で、女の子はピンク色のものをお使いください。

 

そしてお守り袋は神社でいただくお守り札を入れるために、あらかじめ用意しておくもので、持ち帰って子供の記念の品として大切に残しておかれるといいでしょう。

 

 

 

お宮参りの付属品(扇子)
お宮参りの付属品(扇子)

 

そしてこちらの扇子は末広がりの幸福を祈る品で、子供の名前と生年月日を書き込んだ扇子と麻の皮に熨斗をそえて持参し、祈願したあとは奉納所や絵馬などを吊す場所に吊して帰ります。

お客様の中には扇子を広げて文字を書くのが苦手だといわれる方がいますが、人に見せる物ではないのでご安心ください。

他にも昔はいぬ張子やでんでん太鼓も附属品としてありましたが、今はこの3組がセットとなったものが用意されています。

 

これらを用意されたら、フードセットは赤ちゃんに使い、お守り袋と扇子は、祝い着の紐を片側に掛けた紐に通して肩山の後ろに下げてお参りをされてください。

 

このようなお宮参りの文化も忘れつつありまして、呉服店で寿セットのお話をされない先もある思い思いますが、扇子の活用はお宮参りの大切な儀式かと私は思っております。

 

楽しくない話題かと思いましたが、このような習わしを伝えていくことも私たちの役割かと思うところがあり、ブログ記事にさせていただきました。

 

そして男女とも3歳の七五三にはお宮参りに使った祝い着を身長に合わせて縫い上げをして着せてさし上げてください。

 

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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