新しい風の固まりが白山市に降りた「白山イオンモール」と昭和の香りのままの私の店

白山イオンモール 店主のひとりごと

一月近く前にこの地域に「白山イオンモール」がオープンして、コロナ禍でしばらく覗くことを控えていたのですが、テナントに入っているショップの作り方を学びたくて、本日新店舗に行ってまいりました。

 

 

 

白山イオンモール

白山イオンモール

 

白山イオンモールは私の店の前を走る国道沿いに新店舗を構え、北側に車で15分くらいの距離にできた北陸最大のショッピングモールです。

広い田園地帯に細長い軍艦が上陸したかのようなビッグな建物で、駐車場も広くて何処に停めたか迷子になりそうな巨大さに驚きがありました。

館内は3階建てで、娘の話によると館内を徒歩でくまなく歩こうとすると4キロ近くあるとのこと。

 

館内に足を踏み入れると、これまでのショッピングモールの概念とはまったく違っていて、県外で旅行をしている先で訪れた異国の世界観がありましたね~

通路も広くテナントを見て歩いて気づいたことは、一つに商品にこだわを持つ専門店というよりかは、関連商品が充実していて、新しいスタイルの店作りに時代の変化を感じさせられるところがありました。

 

一通り見て回るとお昼の時間帯だったもので、館内でお昼をいただくことに・・・

 

 

 

ハラミ丼セット

ハラミ丼セット

 

各フローに飲食店が設けられていまして、私は2階の焼き肉店でハラミ丼セットをいただくことにしたのですが、満席状態で皆さんが焼く肉を召し上がっていたことに、「お昼に焼き肉なんだ~」。

ビジネスマンのランチ感覚とはまったく違っていて、食べ終わった食器を運ぶロボットが動いていたことにも驚きがありました。

 

私たちはこのやうな新しい店作りやサービスに驚きがあっても、次第に慣らされていって、これが当たり前になっていくのでしょう。

限りなく進化していくのかと思うと、着物業界の仕事は昭和のままで終わっている気がしてなりません。

 

白山イオンモールには2百数十店舗のテナントが入っていると聞いていますが、飲食業を除いた物販業で和にこだわっているショップが呉服店が一店舗と和雑貨の店が一店舗しかなくて、日本の文化は何処に行ってしまったのかと思わすにはいられません。

和雑貨関係は他にもあったのかもしれないが、白山市に降りた新しい風の固まりは生活者の価値観を変えていくのでしょう。

 

そして私は思います。

競合店が増えないということは、店作りのやり方次第で新しいお客様を集めることがことができるのではないだろうか?

その切り口と戦略をどこから見つけ出したらいいのだろう。

こぢんまりとした店の強みを発揮できれば、昭和スタイルに店であったとしても花を咲かせることが出来るに違いない。

 

だってこの日本が100人の村だとしたら、この店は100人をお客様に出来るとは思っていなくて、たった一人のお客様に役立つ店であればいいと考えているからです。

 

世の中の進化や価値観に置いて行かれそうになっていても、出会った人を着物で美しくする技は誰にも負けないと思っていて、信頼を高めていくことに努力を積み重ね、一人のお客様から、もう一人お客様が増やせるよう創意工夫して、努力を積み重ねることが私の仕事かと思っています。

 

どこまでやれるか分からないが、身の丈に合ったやり方でこの店を守っていけたら素敵だと思いません・・・

大きな話しになってしまいましたが、白山イオンに刺激をいただくことができて良かったと思っています。

 

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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