女の子の「つまみ細工髪飾り」・そしてブラックボックス的な着物寸法の測り方

女の子のつまみ細工髪飾り/¥11,000(税込み価格)

今日は新しく発表させていただいた「加賀染め干支足袋」の早割が、明日の10月31日までとなっていることから、ここにもう一度、ワンポイント兎柄白足袋の情報をアップさせていただきます。

 

 

 

加賀染め干支足袋/雪兎と鈴
加賀染め干支足袋/雪兎と鈴

 

 

 

加賀染め干支足袋/兎と兎の後ろ姿
加賀染め干支足袋/兎と兎の後ろ姿

 

その品はこちらの2種類の足袋で、税込み価格4,900円を明日まで早割として4,400円で受け付けています。

2足ご購入の方は更に5%の割引となり、8,360円(税込み)となります。

ご注文はお電話(076-272-2940)でいただくこともできますし、オンラインショップからの購入も可能です。

 

来年の干支柄でもあるので、お洒落を楽しんでいただけるのではないでしょうか?

 

干支といえば、今日も干支飾りが何体かお嫁入りしていまして品薄になっています。

明後日京都の仕入先へお邪魔するつもりでいますが、商品の補充が可能なのか担当者と相談できればと思っていますが、かなり難しい状況となっているだけに頭が痛いです。

 

とのかく何でも品薄で、3歳の女の子の七五三に使うつまみ細工の髪飾りを取り扱っているかとの問い合わせの電話がありまして、その対応をさせていただくと数時間後に店にお越しになりましてね~

 

そのお客様によれば、金沢のデパートで探してみたが、つまみ細工の髪飾りがほとんどなくて、私の店に電話を入れて下さったみたいです。

お客様は店の品揃えの中から紅白のつまみ細工の髪飾り選んで返られましたが、七五三のシーズンだというのに、売り手側が対応仕切れていないのが現状です。

 

この店も十分な対応出来ているかと言えばそうではなくて、子どもからシニアまでの男女の和装品を一店舗で品揃えすることはとても難しく、何にこだわっている店なのかを明確化していくことが、買い手側にとって親切な店作りとなるのかも・・・、

 

「女の子のつまみ細工の髪飾り」

 

 

 

女の子のつまみ細工髪飾り/¥11,000(税込み価格)
女の子のつまみ細工髪飾り/¥11,000(税込み価格)

 

ここにアップしたつまみ細工髪飾りはとても手が込んでいて、お値段もそこそこしますが、とっても可愛いと思いません。

つまみ細工のお花の外側と内側の生地の色を変え、鹿の子絞りの飾りも赤と黄色で左右を分けていて、小さな髪飾りだけに仕事が難しいと聞いています。

店の品揃えの中ではこちらの商品がとても可愛く思えたのでここに紹介させていただきました。

 

さて今日は「きもの寸法の話」をさせていただきたいといただきたいと思います。

きもの愛好家は他店でもお着物をお求めになっていらっしゃって、初めて店できもののお買い物があった場合、その場で寸法を測るのではなくて、着慣れたきものを持って来て欲しいことをお願いしています。

 

それは着物に合わせる長襦袢がお客様のご自宅にあり、その長襦袢と袖丈や肩幅に袖幅の寸法などを合せておかないと、綺麗な着こなしにならないからです。

 

例えば「袖幅」+「袖幅」がきものの裄(ゆき)になります。

長襦袢はきものの下に着ることから、きもの裄よりも5㎜~8㎜くらい短くなりなりますが、長襦袢がきもの寸法の裄と同寸であったり、きものと長襦袢の裄の寸法が合っていても、肩幅の寸法が違っていたりすると、脇から長襦袢が顔を出したりするので、長襦袢に合った寸法できものを仕立てなくてはなりません。

 

また、長襦袢の丈は身長に合った長さで仕立てなくてはならず、身長と長襦袢丈の長さが合っているかの確認も必要となります。

お客様の中には背丈が縮んでいて、長襦袢が対応仕切れていないことがあるので確認が必要です。

 

着物は身長に合った長さのものが最も着やすく、身長に合った着物であれば着付けをした場合おはしょりも丁度いい長さとなり、綺麗な着付けが出来ます。

身幅も体型が変わっていれば、身幅を広くしたり狭くしたりする必要がありますが、取りあえずお持ちの長襦袢に合わせることが重要かと思っています。

 

他にも注意点がありますが、先日初めて店で着物をお求めいただいたお客様がいまして、お手持ちの長襦袢と寸法を合わせる必要があって、着こなしたことのある長襦袢と着物を持ってきてもらったんですね~

 

あいにく接客中だったもので、着物と長襦袢を置いてお戻りになられたのですが、改めて寸法を測ってみると、着物の丈が172㎝近い長さになっていまして、長襦袢の長さは160㎝対応の長さになっていりんですね~

 

そのお客様は160㎝を越えるくらいの身長の方で、疑問に思ってお電話を入れてみると身長は163~164㎝とのことで、着物の丈が身長に合っていないことを伝えると、お子さんに譲ることを考え、身長が伸びるかもしれないとのことで、その長さにしたらいいと呉服店さんに勧められたそうです。

 

他にも袖幅がやたらに広くて、呉服店さんの寸法の測り方の違いに困惑させられました。

お客様にとっては初めて仕立てる着物寸法が基本となるだけに、寸法の出し方はとても重要です。

 

お客様には、ご自身の身長である164㎝対応の長さで仕立てて、着物生地の長さは十分あれば、縫い返したときに172㎝長さになるように生地を縫い込んで仕立てさせていただきたいと思っています。

 

他にも影響ないところで、寸法に見直しをさせていただきたいと思っていますが、こうしたケースが余りにも多くありまして、呉服店さんの寸法の測り方は、着物初心者にとってはブラックボックスみたいなところがあり、責任も重さを改めて感じています。

 

皆さんに分かるようにお伝えできたか疑問が残りますが、簡潔にまとめられなくてゴメンナサイ。

 

では今日はこれにて・・・
お休みなさい。