更紗柄でまとめたきものコーディネート・そして着物にお金をかけたくないお客様のお話

更紗柄でまとめたきものコーディネート,感謝祭

【店主の呟き】

今日はお客様が切れることなくお越しになっていまして、その対応にスタミナを使い果たしてしまいました。

今は温泉にでも入って体を休めたい心境でいますが、SNSの仕事が残っていて、もう少し頑張らなくてはなりません。

 

毎日店には新しいお客様がお越しになられていて、今日は留袖の着付けをお願いしたいと数日前に相談があったお客様が着物と小物一式を持って店にお越しになられました。

 

初めてのお客様で、当店で仕立てたきものた長襦袢でないために、念の為に点検させていただくと、沢山の問題点がありまして、これが着物初心者の実態なんだと感じるところがありました。

 

最初に長襦袢を拝見させていただくと、ピンク系と白と2枚の長襦袢お持ちにおなられていて、黒留袖には白の長襦袢を合せることを説明してから、白の長襦袢を状態を確認してみると半衿が付いていませんでした。

 

次に黒留袖の状態を確認すると、広衿の中央部の箇所が茶色く変色していて、着終わった後のお手入れを怠っていたことが原因かと考えられます。

それと黒留袖の背中の部分の黒色が灰色っぽくなっていて、そのことにも驚きがありました。

そして胸元のシワも気にかかります。

 

次ぎに黒留袖と白長襦袢の寸法があっているかを確認してみると、長襦袢の袖丈が一寸短く、裄は留袖よりも五分長く、袖付けも着物と合っていません。

そして長襦袢の肩幅の寸法が左右で違っていて、念の為に長襦袢を洋服の上から着ていただくと、身丈が床ギリギリまできていて、明らかに長いことが確認できます。

 

加えてご本人の体型からすると黒留袖の身幅が狭く当たる点も気にかかります。

 

取りあえず長襦袢に半衿を取り付けてから腰上げと肩上げで応急処置をさせていただくことにしましたが、お客様は黒留袖を着るのは最後となるので費用をかけたくなというのです。

 

お客様の留袖の着付けを着付け教室をサポートしてくれている先生にお願いするわけですが、衿の変色した部分が隠せるのかが不安に思うところがあり、黒留袖を着ていて衿が広がることがあれば変色している部分が出るかもしれないことを話すと、それでもいいというのです。

 

お客様の中に黒留袖のレンタルという選択肢は全くない感じがしたので、せめてシワ取りだけはしておい方がいいことを話と、その点だけは承諾してくださいました。

 

次に着付けに必要な小物を拝見すると、帯〆が見た目に短く見えたてもので、正規の品と比較すると10㎝近く短く、お客様の体型を考えたなら適当な帯〆だとは言えません。

そのこともお客様に話したのですが、もう留袖を着ることがないのでこれでいいとのことで、美しさを追求する側としては考えさせられるところがありました。

 

新郎新婦のお母さんかと思われますが、着物に対する価値観の違いを知ることとなり、残念に気持ちになりましたが、お客様の要望であるなら受け入れるしかありません。

後は着付けをされる先生の腕次第。

上手く行くといいのですが・・・

 

話題は替って、来る23日からの感謝祭に向けて、商品の種分けと出品する商品の感謝価格を付けているところです。

 

今日も出品させていただく商品の中から素敵な組み合わせをしてみたのでご覧ください。

 

【更紗柄でまとめたきものコーディネート】

 

更紗柄でまとめたきものコーディネート,感謝祭

 

こちらのコーディネートは更紗柄でまとめたもので、白茶系の地色に白上げの更紗小紋をレンガ色の地色に更紗柄を描いた染帯で組み合わせたものです。

 

着物が主張が少なくてパンチのある色で個性を出してみたのですが、偶然にも更紗模様同士で、これがなかなかのコーディネートで素敵だと思いません・・・。

 

 

 

更紗柄の染帯
更紗柄の染帯

 

合せた帯がモダンで明るさもあって飽きのこない染め帯かと思っています。

 

このような赤っぽい色の帯が少なくなっているのでお勧めです。

結城紬や大島紬にも合うかと思っていますが、ことらの品を感謝祭に出品させていただきます。

 

きものは割引価格が110,000円となっていて、帯は165,000円(税込み価格)となるものです。

解説が足りていませんが、興味をお持ちでしたら感謝祭に足を運んでいただけたら嬉しく思います。

 

疲れちゃって、今日はこれで終らせていただきます。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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