復興展二日目も清々しい天気になりましたが、思うように事が運ばす終り私の心は曇り空。
企画立案に問題があったのかと反省しながらも後半戦が残っていますので、気持を切替えて明日に繋げたいと思っています。
要領が悪いもので少し疲れましたが、お客様から差し入れしていただいた疲労回復のドリンクを飲んで記事を書き始めたところです。
昨今の着物業界を見廻して思うことは、着物の欲しがらない時代になっていることを感じさせられています。
それだけに魅力ある商品を提供していくことが私の仕事かと思っていて、マニアックになりすぎてもならないし、他店と同じ事をしていても面白みが湧いてまいりません。
そのさじ加減がとても微妙ではありますが、お洒落な着こなしを提案させていただくことを私の仕事にできればと考えています。
できることならそのスタンスを変えないままに個性ある店であることを目指していますが、つまずくことがあると落ち込みます。
それでも洋装では味わえない面白さをどう伝えて行くかがこの仕事の醍醐味と言えるのでしょう。

二代目由水十久氏が監修された音符柄のお召を加賀友禅のチェス柄の染帯で合わせる
こちらのコーディネートは加賀友禅の業界で生み出された音符柄の着物とチェス柄の染帯をコーディネートさせていただいたものです。
着物は二代目加賀友禅作家・由水十久氏が監修された音符柄をお召の着物として西陣で織り上げたもので、合わせた帯は加賀友禅作作家・宮野勇造氏が描き上げた染帯になります。
コーディネートとしては少し無理があるのかもしれないが、従来の加賀友禅の作風とはまったく異なっていて、ここに面白みがあるのではないでしょうか。
特に加賀友禅には遊びの模様というか、着物が少ないだけに、お知合いの方との遊びの時間をこのような着こなし方で楽しめたら面白いと思いません。

二代目由水十久氏が監修された音符柄のお召
この音符柄のお召の反物の先には、由水十久氏の想いが書き込まれていまして、モーツァルトとベートーベンを描いた原画も織り込まれています。
着物にされる時にはこちらの原画を切り離すこととなりますが、音符柄の着物柄が少ないだけに楽しんでいただけることでしょう。
今回の復興展の協賛品となりますが、ここに紹介させていただきます。
復興展は22日(月)までとなります。
店のお近くに来ることがあれば、気軽に覗いて見てください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







