今日はお客様の出入りの多い一日でした。
今朝は入学式に向うお母さんの着付を頼まれていまして、朝8時に店を開けると馴染みのお客様の入店があり、その後に入学式を迎えるお母さんと、着付を請け負ってくれた妻の友達とが一緒になり、店内は朝から活気に満ちていました。
一段落してから外回りをしていましたが、青空が広がったことや小学校の入学式を終えた家族の輪の中に着物姿のお母さんがいて、穏やかでそしてエネルギッシュな喜びが天に届きそうで、車中から春のパワーを受け止めることができました。
「これから始ろうとする それぞれの春・・・!」
午後からお客様が絶え間なくお越しになっていて、着物を着終わった後のメンテナンス相談に若いお母さんがお越しになっていた気がします。
これから気候もよくなっていくので、着物でお花見みたいなことがあっていいと思いませんか?
気取らないおしゃれをして街歩きというのはどうかしら・・・
【藍色で纏めた着物コーディネート】

そんな着こなし方の一つに、藍色で纏めた更紗小紋のコーディネートをここにアップさせていただきました。
着物は白地に藍の更紗模様で、その着物を軸に濃度のある藍色をベースに網目のようにして描かれた六通柄染帯と組み合わせ、藍染めの牛革バッグで藍(愛)がいっぱいの着物コーディネート。
【足元のおしゃれにも気を使いたい】

そして着こなしの遊び心を加賀染め足袋で表現し草履の鼻緒た横巻きも藍で纏めた、藍三昧の単衣物の着こなしをここに用意してみました。
コーディネートの軸がハッキリしていて、このような合わせ方も面白いかと思っています。
さて話題は替わります。
【ご自身の振袖をお引きずりの着物に縫い返したいとの相談】

数日前に県外の方から相談を受けていた一枚の赤い振袖が店に届きました。
お客様からのご相談は、娘さんが成人式でお召になった振袖を結婚式を迎えられる披露宴の場で、お引きずりの着物としてお召になりたいとのことで、そのお仕立てを依頼されたものです。
手元にその振袖がないとお見積もりの判断ができませんし、なにより当店の和裁士さんが受けてくれるの相談もしたくて送っていただいた次第です。
和裁士さんご相談者の思いを伝えると、届いて見に来てくださいまして、身丈が何処まで出るのか、比翼仕立てにした時に袖丈が長い分、十分な比翼の長さが必要であること、そしてふきに綿を入れて仕上げる訳ですが、その綿の扱いをどうすべべきなのか、裏地が足りるのか。
などなど、和裁士さんと相談して承ることとさせていただきました。
和裁士さんは過去に芸者さんの着物を縫ったことがあると話していましたが、私はお引きするの着物のお仕立てを受けるのは初めてで、様々な情報を集めてお客様のご要望にお応えしたいと思っています。
お客様にはとても珍しい相談なのでブログに取り上げてみたいことをお話しすると、快く受けてくださいまして嬉しく思っています。
呉服店も和裁士さんの少なくなっている昨今だけに、こうして県外からご相談をいただけたこをとても光栄に思っている次第です。
お見積もりをさせていただきますので、今しばらくお待ちください。
そして息子の子ども「凜」が小学校の入学式でしてね~
着物の着付を近所でしてもらっていて、式を終えたから店に寄ってくれました。
私は外回りをしていて、仕事のことで店に電話を入れると息子家族が来ていることが分かり、急いで店に戻ることに・・・
【孫の凜の入学式を終えて】

こちらが息子の家族です。
凜が水色のランドセルを背負った家族写真を撮ったまではよかったのですが、不覚にも嫁の帯〆が緩んでいたのか少し下がっていましてね~
気づかなくて申し訳なく思っていますが、改めて紹介させていただきます。
私の大切な家族です。
私には7人の孫がいまして、その一人は「凜」ですが、それぞれに個性を持っていて孫の成長を楽しみにしている私です。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。