強風と本降りの雨で外は荒れていて寒さを感じる一日でした。
店は24日からの卯月に会に向けて模様替えは肇っていて店内に畳を入れる予定でいましたが来客が続いてその慌ただしさに疲れを覚えています。
段取りが狂ってしまいましたが、これから東京展が終るまでのひと月間をチャレンジの月と捉えていまして、その備えとして多くの商品を仕入れております。
その商品が毎日のように入荷していて、高い目標を持って仕事ができることに喜びを感じていますが、全てがお客様があってのことなので、この店の魅力をどのようにして伝えて行くかが鍵になります。
できるだけこの店の「見える化」を図って行きたいと考えていますがどうなることでしょう。
【黄色地の三つ葉小紋を「モガのおさんぽの」の絞り染め帯で合わせる】

今日はこちらのコーディネートを紹介させていただきます。
黄色の地色に三つ葉もようをあしらった飛び柄の小紋をグレー地の塩瀬帯を絞り染で染めた帯で上品なお出かけ着を用意してみました。
可愛い着こなし方だと思いませんか?
【辻が花作家・森健持氏が塩瀬帯を縛って描いた「モガのおさんぽ」の帯】

合せた塩瀬帯は辻が花作家の森健持さんが初めて塩瀬帯に絞りを加えて描かれた帯で、杉浦非水(1876~1965)という方の今で云うグラフィックデザイナーの先駆けとなった図案だそうです。
モガとは当時のモダンガールのことを指していて、大正から昭和のレトロな香りを感じていただける作品ではないでしょいうか。
【帯〆と帯揚げを加えてコーディネート】

柄は風に舞い上がった帽子が描かれていて、帯〆と帯揚の色を入れてコーディネートを整えさせていただきました。
帯の図案の中に女性の優しさが溢れていてステキな着こなしかと思っています。
24日からの永治屋清左衛門展では番外編としてこのような着こなしも紹介させていただきたいと考えているので楽しみにしていてください。
これから残した仕事をしたいと思っているので、今日はここまでとさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。