店頭に和柄Tシャツの看板を出しているからでしょうか、新規の30代の男女がお越しになるようになりました。
店としてはもっとも弱い年代層で、それも男性が一人でTシャツを見に来る方もいて、とても有り難く思っているしだいです。
そして今日も新規で30代の女性の方に和柄Tシャツをお選びいただいたのですが、ポツリと「こんな感じの店は敷居が高いというか、入りにくいよね~ 外からはこんな小物が並んでいるなんて想像できないし・・・」
それを受けて言訳をするかのように、「SNSやチラシも含めて店の情報を頻繁に出していても、店の情報が行き渡っていないようです。何かいい知恵があれば教えてくださいませんか?」
「Tシャツという看板が出ていたら、おおよその値段が分かって店に入れるけれど、呉服店となれば高額品の店と思ってしまうので、縁遠い店と思ってしまうのかも・・・」
親しみやすいお客様だったもので本音で会話してしまいましたが、正直なお気持ちをお聞かせくださいまして、参考にさせていただければと思っております。
肝心なのはどのような店にして行きたいかで、商品や客層という絞り込みの戦略が専門店的な店へと進化していくのではないかと思います。
そうした考え方に一石を投じたのが「和柄Tシャツ」かもしれません。
業界人の中には売れるものなら何でも取り扱うという経営者もいて、店作りに正解というものがないだけに複雑な心境で現実を受け止めている私です。
さて、7月の京都は祇園祭で盛り上がりを見せる月で京都には多くの人が集まります。
毎年その事を見込んで京都の仕入れ先が展示会を企画していまして、先月の15日のブログ記事で京都で開かれる展示会のお誘いをさせていただきました。
その記事をご覧になられた方から、15日(祝・月)に展示会に足を運びたいとのメールをいただくことになり,京都へ向かうつもりでおります。
そこで再び、祇園祭の期間中に当店の仕入れ先が開く展示会のご案内をさせていただきたいと思います。
開催日は7月15日・16日の両日で、会場は鉾が立ち並ぶ先にある「花洛庵」(中京区油小路通四条上ル)というところです。
詳しいことについては6月15日のブログに書いていますが、品があって、おしゃれな装いに興味をお持ちでしたら是非利用してみて下さい。
予定が変更にならない限りは15日は花洛庵に詰めていたいと考えていますが、このような機会に着物愛好家の方とお会いできたらと思っています。
メールや電話をいただけたらご案内状を送らせていただきます。
どうか気軽に相談いただけたら嬉しいです。
話題をお客様の声に戻しますが、店のお客様に大きな組織を動かしている若き女性経営者がいまして、昨日店の情報紙を持っていくと、海外に向けてビジネス展開をしたらいいのではないかとのご意見をいただきましてね~
私がそんな器でないことを話すと、否定から始まっては新しい市場を見つけ出さないのではないか?
そんな話から”事の考え方”の話になりましてね~
気持の持ち方で運気を逃したりすることもあるようで、嫌なことはできるだけ忘れるようにして、良いことが起きると信じて仕事ができたらと思っています。
まさに明日は明日の風が吹くって感じかな~
この店を応援してくださるお客様がいることを忘れないようにして、半歩でも踏み出す勇気を持ちたいです。
ではこれにて・・・
お休みなさい。